ドレイク

痛みで体が動かないので保健室的な場所のベッドの上からお送りする。

 この痛みから考えるに、どう考えても死ぬほどのダメージを負っていたと思う。

 回復力を引き上げてコレだぞ!なんで生きてんだよ!命に感謝!


 しかし、思い当たる節はある。ずっと謎だったアレ。アレだよアレ。えーっと、そうそう、スキル。



 ──────────

 名前 黒野仁斗露

 攻撃力:200

 防御力:170

 体力:9/800

 スタミナ:900/1100

 魔力:500800/60,000,000

 所持魔法:純属性 火、風、水、光、闇

 混合:爆破(火+風)

 スキル:不滅の意思 成長率補正 進化 熟練度補正

 称号:『獣剣流』免許皆伝

 装備:宝剣『ネオ』、包帯


 * 詳細 インベントリ

 ──────────



 ほら、不滅の意思ってやつ。


 ──────────

 詳細 スキル    ×

 不滅の意思 生きる意志を糧とし肉体を再構築する力〈発動条件:令呪『輪廻の祝福』〉

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 肉体を再構築ってどういうことかわからなかったけど、多分食いしばり的なのだと思う。


 あれ?前回のブレスで喉焼けた時、寝てる間に呼吸止まってたんじゃ?それで治った?いや、オーガと戦ってできた傷は・・・・そういえばない。血とかはついてたしとんでも無く痛かったから気づかなかったけど、傷自体はない。

(うわぁぁぁぁぁ!何回か死んでるってこと!?怖っ!こっわ!)

 生きる意思を糧にするということは、死を恐れる限り不死身ということだ。ただ、死なないことが当たり前になると死への恐怖も薄れて死ぬ可能性もある。慎重に使っていきたいが、チートスキルなので思いっきり使いたい。


「てか発動条件ってなんだよ」


 令呪『輪廻の祝福』とやらが必要らしいけど令呪って何?って話だ。

 水魔法の訓練がてらアイシングでもしようかな?





 ◇◇◇◇





 さて、手に霜焼けができた辺りで歩ける程度にはなったので会場に戻ってみる。

 なるほど、残ったのはもう10人もいないな。

 今の負けたのが最後の一人のようだ。


『お疲れ様でしたー!次にドレイクと戦ってもらって、そのあと国際大会でーす!』


 そういえば知らない間に実況?がゴツいおっさんから女の子に変わってるんだけど。

 竜ドレイクは確か、龍ドラゴンの下位の種族で、こいつを一人で倒せたら達人級と言われている。空を飛ぶという点はおれの前では無意味。風の魔纏鎧装は飛べるし。あとブレスはおれもできるし、魔法で一方的に叩ける。あれ?もしかして余裕か?






 時間的にも精神的にも余裕があるので光か闇を早いとこ扱えるようにしておく。

 まず、目を閉じます。そっと光を手に出します。頑張って弱めます。目を開けます。まだ眩しいわ!

 視覚的に障害とならない程度に弱めたらこれを通常時として記憶する。

 そして弄る。


 光の剣に始まり光の矢、槍など武器は一通り作れるし、光線や姿を消したりもできるようになった。ここまでザッと6時間。日が暮れてきたが今なら昼も同然に明るくできる。サッカーボールくらいの光球を近くに浮かばせればいいだけだ。あ、これ目眩しとして使える・・・・






 ◇◇◇◇





『早く帰りたいのでちゃっちゃと進めまーす!ドレイクの登場です!逃げないように結界を貼ってあるので安心してくださーい!』


 例に漏れず一番手。悪意を感じるぜ。順番決めるの、くじなんだぜ?


『そしたら早く始めてください!』


 めんどくさくなってない?


「ギャォェォォォォォォォ」


 ほい脈動と魔法強化、魔纏鎧装(風)を一気に発動。

 距離を詰めて首を刎ねる。


『はい次!』


 ちょせめて感動には浸らせて?

 あぁ、強くなってる・・・・ってさ!




 実況の子に引っ張られたのかとんでもないペースで試合は終わっていった。リリィは剣を投げていた。倒せなかったらどうするつもりだったんだろう・・・・

 これで6人になった。次は国際大会へ向けて闇魔法の特訓だ!







 ◇◇◇◇





 昨日と同じく慎重に手から闇を出す。おぉ、黒い。そこだけ穴が空いているようだ。

 使い勝手は光と変わらない。いや、こっちの方が物理的に動かしやすい。触手とかもできるし、鎧みたいにもできる。あ、翼が生えた!かっこいい!

 今後はこれで飛ぼう。さようなら、魔纏鎧装(風)。君のことは忘れない。

 さぁ、これで飛んで帰ろう!(風)?知らない子ですね。

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