第二章 闘皇祭編
闘技場
「闘技場。」
「はい。殺し以外ならなんでもありで、とても有名です。」
「面白そうだし、行こう!」
んー、殺すのはなしなら安心ってわけでもないし、、、興味はあるけど、断るか。
☆☆☆
「Foooooooo!雑魚どもが!あと百年くらい修行して出直してこい!」
おれは闘技場の真ん中で相手に向かって中指を立てていた。
しょうがないじゃん、これでもかってくらい勝てるんだもの。楽しいんだもの。
「うおおおおお!」
「いいぞー!」
賭けで儲けた分は執事の人とかに二割いくようになっている。
今は準決勝。
ここから剣士とかとも当たることになるらしい。
おっと、また出番か。
『続いての試合、期待の新人爆炎使い、クロノ!対するは魔剣士、ハイボック!』
『レディ、スッタァァァァトォー!』
ハイボックは試合開始と同時に鋭い踏み込みで距離を詰めてきた。
まぁ、避けるんですけどね。とはいえ、爆風で飛ぶのって結構きつい。爆発は火と風の混合魔法って言ってたし、早く使えるようになりたい。ライは光と火はもう使えるけど雷が強いしかっこいいから使い続けてるらしい。
てか、魔法だけで避けるのキツくなってきた。反撃、開始!
「まずは牽制!」
眼前に魔法をぶち込む。が、効果なし人が出していい速度じゃな・・・・・・あっぶね!ちょっとかすった!
強い。
土壇場だけど、ライに教わった火魔法の使い方!
魔法からゆらめく炎を取り出す感覚で・・・・・・くっ、むずい!
ああもう、気が散る!くらえ!足元に連続魔法!
『剣姫』が上方向に飛んでいく。時間稼ぎにはなるか。
炎を取り出す・・・・・・・できた!余ったのは風!くらえファイアー!
「くっ!」
やっぱ効かないか。けど、想定内!
「いない!?」
「後ろだっ!」
炎を目眩しとして風で回り込む作戦、うまく行ったらしい。
とりあえずパンチ!
「無駄だよ!」
やっぱダメか。なら、これでどうだ!炎の竜巻!
☆☆☆
『勝者、クロノ!』
「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」
なんとか勝てた。ハイボックさんはぶん回されて腰が抜けてしまったらしく、担架で運ばれて行った。
これで次は準決勝か、、、死なないように祈らないと。
『ついに決勝戦!ここまで勝ち残ってきた選手を紹介!先ほどの試合では爆破魔法に加え、風と炎で見事に勝利!爆炎使いクロノー!対するは、特殊な武器を自在に操る『蛇腹剣じゃばらけん』ガリアン!この大会では二回優勝している実力者だー!それでは試合、スタート!』
スタートと同時にハイボックの真似をして突っ込む。風魔法の補助ありだけどネ。
蛇腹剣。刀身が分かれ、鎖で繋がれている剣だ。動きが予測しずらいし、リーチも長い。
とりあえず先手必勝、ゼロ距離で炎をお見舞いする。
からの風弾!火球!なんとなくキック!
「舐めるな!」
「がっ」
蛇腹剣が脇腹に当たる。試合用に刃を潰してあるようだが、やはりダメージは大きい。次当たったらやばい。
なら、当てる暇もないくらいやっちまえばいい。
足元に竜巻を発生させ、上方向に打ち上げる。直後に強烈な下向きの風をぶつける。
ただ、それだけだといずれ慣れそうなので横向きの風も・・・・・・
「ギブ!ギブだ!」
「え?」
ハイボックならまだ全然戦えるくらいのはずだが。炎の竜巻も使ってないし・・・・・・あれ、もしかしてハイボックって思ってるより強い?
『勝者、クロノ!』
ともあれ、優勝だ。ライはどこで負けたんだろう。
「クロノ選手、お疲れ様です。次の試合は後日となります。」
「今優勝しましたよね?」
「この大会はまだこの地域での話です。世界大会までありますが、まぁそこまでいくと『皇』クラスまででてきますから、気にしなくていいです。」
「あの、もう一人の方は」
「あの方なら特別に先に進んでいます。何せ『雷帝』なので。ああ、そういえば次の試合からあなたにも二つ名がつきます。これから頑張ってくださいね。」
この大会、県大会くらいだった模様。
☆☆☆
特に名前はついていないが地球でいうところの地方大会の予選。
ハイボックさんレベルのやつはいないため炎の竜巻・・・・・・・・そろそろ名前つけようかな。
じゃあ、炎の渦で『炎渦えんか』かな?『炎渦』で順調に勝ち進んで、予選は突破した。ハイボックさんやっぱり強かった。ちなみにこのまま勝ち進めばライと当たる。勝てるだろうか。
おっと、もう出番か。魔力回復ポーションだけ飲んでおこうかな。
『さぁ、第二次闘皇大会準々決勝第三ブロック、選手の紹介!まずは闘皇大会常連、『氷結』グラーニ!対するは初出場で連戦連勝!『焔風ほむらかぜ』クロノー!』
焔風なんていう小っ恥ずかしい二つ名付けられてんのかよ!頭を抱えて転げ回りたい。穴があったら入りたい。
穴掘ろうかな、爆発で。
おっと、二つ名に関して一旦置いといて、相手の分析だな。グラーニだったっけ?まずは見た目、鼠色の髪をした少年で青い宝石を持っている。二つ名から推測するに氷使いだろう。
『試合、開始っっっ!』
先手必勝『炎渦』!
「フラウ!」
グラーニの声に呼応して宝石が光り、その場に美しく白い女性が出現した。
髪、肌、服まで全て白い様はいっそ神々しくさえ映る。
女性が手をかかげ───世界が、凍った。
否、観客席を守るように透明な幕のようなものがある。氷でその輪郭が顕になった。
炎渦は消えてしまったらしい。ていうか手足が凍って動けない。
炎を出してみるが弱々しい。これ以上大きくすると制御が効かなくなりそうだ。
ちょっと自信ないけど、『風刃』!
透明な風の刃が氷を切り裂く。
「痛て、当たっちまった」
けど、これなら戦える。
──────後書き──────────
王→帝→皇
帝とつく人は国に30人いないくらい。
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