6月、土沿いを
明日が見えない猫
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確かあれは梅雨が開け始めて、季節が夏に移り変わってきていた時期のことだったと思う。
当時の私は病んでいた。理由は様々だがとにかく息が詰まっていた。それは今でも覚えている。まるで深海にいるみたいだった。
そんなときに私は冒険をした、これは私が一生忘れない出来事だろう。特にオチもなければ何の変哲も無い話だと他人は言うかもしれないが。
それでも私の話を聞いてくれるならこのまま読み続けてほしい。
これは私が家から逃げて自転車で海に向かった話だ。
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