華恋の花束

水瀬

プロローグ

episode.0

 燃え盛る炎を背景に、向けた銃口。


 その先に居る薄汚れた小さな生き物。


 丸くて大きな琥珀色の瞳で、ただ銃口の先に居る私を見つめるそれ。


 その生き物から"恐怖"という感情が一切見られない。


 私の殺気を物ともしないその様子。


 …不快だ。とても不快。


 だから、私はその小さな生き物に問うた。


「…あなた、私と来ますか?」

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