第3話

翌週映画館に来た私たち。何故か彼女はホラー映画をチョイスするんだから、驚いたもん(笑)

最初は怖くないしって言ったのにやっぱり怖かったみたい。中盤に差し掛かったところだと泣き出して私にしがみついてくる。怖くなんかないよって私慰めたつもり「内心怖かったけどね」。でも彼女の温もりを感じて、しがみついて来たけど嫌じゃなかった。むしろ、仲が深まったと思ったくらい。しかし私女の子なのに女の子にしがみつかれてドキドキしちゃうなんて、変かな?と思ってしまう。こんなこと彼女に伝えたらどうなってしまうのだろうと考えるたびもどかしく仕方ないの。彼女に軽蔑されちゃうかな。ドン引きするに違いないと思い先へ進めない。こんな気持ちを抱え彼女に接するのは正直苦しい。自分の気持ちに蓋をして今までどうり接することができない。告白するか、彼女に干渉せず生きていくか。こんなことを考えて眠れぬ夜を過ごした日が続く。私は彼女に告白することを決意した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る