第10話

先生のHRが終わるとすぐに、1時間目の授業が10分後に始まる。


「ねえねえ、蒼介くん。驚いた?僕も最初教室を覗いたときは驚いたよ。…ねえ、聞いてる?」守は、HRが終わってすぐに話しかけた。


蒼介は、大げさにも肩を大きくびくつかせて恐る恐る振り返った。

「守君…、学校にいる間は話しかけないで。君を傷つけたくないから。…ごめんね。」蒼介は、そう言うと前を向いた。

これでいいんだ、これで…。自分に言い聞かせて机に突っ伏した。



「でも蒼介君、僕の教科書がまだ届かないんだ。隣の席今日お休みでいないし、まだ友達もいないから借りたいんだけど。」諦めずに話しかけてきた。


「授業始まったら先生に言うといいよ。」机の上に突っ伏したまま答えた。



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