( ^ω^)神様の自作カードゲームを押し付けられた世界のようです
日曜日夕
前編
──ある時、神は言った……
( ・∀・)「ねぇ聞いて。俺めっちゃ面白いゲーム作った」
( ・∀・)「だからコレ、皆でやろうぜ!」
──こうして、神作カードゲーム『クエスト』は世界に広まり……
──子どもから大人まで、全ての人類がプレイするようになった。
──やがて『クエスト』を生業とする者も現れ、彼らは
【???】
( A ;)「き、貴様、ライフを回復しないのか!?」
( ^ω^)「んな無駄なコトするか!《ダイヤモンド・ドラゴン》の効果でお前の《騎士》を破壊!」
( ^ω^)「そのまま直接攻撃!!トドメだぁッ!!」
( A ;)「ぐぁぁぁッ!!」
──これは、そんな
【
(゜、゜*)「おめでと。これでアンタも"A級"
( ^ω^)「へっ全く嬉しくねぇ称号だな。俺はB級でのらりくらりしてるのが性に合ってるってのに」
(゜、゜*)「残念ね、腕のいい冒険者は昇級させるのがルールよ」
( ^ω^)「クソルールがよぉ」
(゜、゜*)「さて、そんな腕利き冒険者のアナタには早速一つ
(;^ω^)「え?おいおい、俺ァたった今『クエスト』バトルを一戦終わらせたんだぜ?休ませてくれよ」
(゜、゜*)「それなら安心して頂戴。バトルじゃあないわ」
そう言うと、ギルドの受付嬢は奥から一人の少年を連れてきた。
('ω'* )「よろしくお願いします!」
(゜、゜*)「A級冒険者にはね、F級……つまり初心者を一人、育成してもらう必要があるのよ」
(;^ω^)「はぁ!?なんだよそのクソルール!」
(゜、゜*)「冒険者なんて放って置いたら後進育成もなにもしないでしょ?A級冒険者の技術や知識を次世代に受け継がせるには、こうやってギルドから強制するしかないじゃない」
(;^ω^)「まぁ図星だけどよぉ……って、ぐちぐち言っても聞いてくれねぇか」
(゜、゜*)「分かってるじゃない。もちろん報酬は出すわ」
( ^ω^)「はいはい。で、どれくらい鍛えればいいの?」
(゜、゜*)「この子のE級昇格をもってクエストクリアよ」
('ω'* )「E級……て、どれくらいです?」
( ^ω^)「つまりお前を一人前にするってこった、了解りょーかい」
(^ω^ )「んじゃボウズ、ついてこい。早速稽古つけてやる」
('ω'* )「あ、はい!分かりました師匠!」
(^ω^*)「止めてくれよ、こそばゆい」
【
( ^ω^)「さてボウズ、色々教える前に……お前、なんで
('ω'* )「うられた?」
('ω'* )「僕は遠い村で暮らしてたんだけど、お父さんとお母さんが死んじゃって……」
( ^ω^)「おっけおっけ、クソ重い奴か。この話やめだ」
( ^ω^)「まぁ、気休めだが
('ω'* )「え、そうなの!?やった!」
(;^ω^)「なんだ現金な奴だな。俺ぁさっきまでB級冒険者だったが、それでも『クエスト』一試合で、一般市民ならひと月は遊んで暮らせるくらいの金が入ってくる」
('ω'* )「へぇ、そうなんだ。でも『クエスト』ってカードゲームだよね?それで遊ぶだけで、なんでお金が貰えるの?」
( ^ω^)「そりゃあゲームはゲームでも、神が作ったカードゲームだからさ!この
('ω'* )「あ、試合なら観たことあるよ!村のだけど……でも、ドカーンバゴーンって楽しかった!」
( ^ω^)「おう、そんな感じだ。刺激や娯楽を求めて、たくさんの人が観戦しに集まる。酒やポップコーンを片手にな。そうやって人が集まりゃ物が売れる。だから儲かるし、稼げるんだ。C級冒険者レベルになれば観客も大入り。満員御礼ならギルドからボーナスも出るぞ!」
('ω'* )「わぁ!僕、早く稼げるようにがんばるよ!」
( ^ω^)「おう、頑張れ頑張れ」
( ^ω^)「なんでも神に勝てば、願い事を一つ叶えてくれるらしいぞ」
('ω'* )「ほんとうに!?じゃあもっとがんばらなきゃ!」
( ^ω^)「うんうん。んじゃボウズ、『クエスト』のルールは知ってるか?」
('ω'* )「……」
('ω'*;)「わかんない!」
(;^ω^)「……あぁ、そうかい」
(;^ω^)「まぁボウズくらいの年頃じゃ、ドカーンバゴーンで楽しいわな」
( ^ω^)「んじゃ、ちゃちゃっと教えてやる」
( ^ω^)「"ダンジョン展開 《訓練平原》!"」
('ω'* )「え、なにそれ」
冒険者が叫ぶと、周りの景色が切り替わっていく。あっという間に二人は、だだっ広い平原の真ん中にぽつんと立たされた。
('ω'*;)「わわっ!急に原っぱに来ちゃった?どういうこと、魔法?」
( ^ω^)「神の力だ。冒険者ってのはクエストを受注したら、こういうダンジョンに来るもんだろ?」
('ω'* )「そうなの?」
( ^ω^)「そうなの。だからこのゲームは『クエスト』っていう名前なんだ。そして、クエスト達成条件は"対戦相手の撃破"だ」
( ^ω^)「さて、ダンジョンに到着した
( ^ω^)「ところで『クエスト』ってのはデッキ
('ω'* )「うん!でも……デッキがゼロってどういうこと?」
( ^ω^)「今ある手札を使って、より強いカードを獲得して、デッキを強くしていくんだ。だからデッキ
('ω'*;)「なるほど……?難しそう」
( ^ω^)「ああ、かなーり頭を使うゲームだ。じゃ、いきなり頭の体操だが、初期手札の《魔石》5枚を使って、どうやって対戦相手の撃破すると思う?」
( ^ω^)「ちなみに
('ω'*;)「うーん……」
少年は師匠から手渡されたカードをじっと見て考えた。
──カード情報──
《魔石》微弱な魔力を秘めた小石。小銭程度の金銭的価値もある。
【獲得コスト】0
【出力コスト】1
【カードタイプ】資源 ※
【グループ】鉱物
【効果】(消費)相手プレイヤーか生物に1ダメージ
【採集地】汎用(全ダンジョン)
※ 資源カードは効果を使わずに、出力コストを生む為にもプレイできる。この時、資源カードは消費されない
────────
(゜ω゜*)「わかった!この《魔石》、『相手プレイヤーか生物に1ダメージ』って書いてある!だから、これを20回使えばいいんだ!」
( ^ω^)「はっはっは。いーい目の付けどころだなボウズ。だが、よく見てみな、その前に(消費)って書いてあるだろ?」
(゜ω゜*)「うん!」
( ^ω^)「つまり、このカードは相手にダメージを与える効果を使ったら失くなっちまうんだ。初期手札5枚を使っても5ダメージ。残りの15点はどうやって減らすんだ?」
(゜ω゜*)「……」
('ω'* )「あ、そっかぁ」
( ^ω^)「いじわる言ってすまんな。対戦相手の倒し方はな、この《魔石》からコストを出力して、強いカードを獲得するんだ。初期手札なら、5枚全部使えば、獲得コスト5までのカードを獲得できる」
('ω'* )「獲得、獲得って、どこから獲得するの?デッキもないし……」
( ^ω^)「そりゃあダンジョンに決まってるさ!」
('ω'* )「え?ダンジョン?」
( ^ω^)「そう。冒険者ってのは、ダンジョンで魔物を捕まえ、素材を採集し、武器を作り、防具を仕立て、魔道具を錬金する。そういうもんさ」
( ^ω^)「だからこうやってぇ!……"カード
そう叫んだ彼の手元に光が集まり、2枚のカードが出現する。
──カード情報──
《青スライム》粘液状の生物。ドロドロの体液で獲物を溶かして捕食する!
【獲得コスト】2
【パワー】1
【カードタイプ】生物 ※
【グループ】スライム
【効果】青破壊された時、相手は手札1枚を捨てる。
【生息地】平地系ダンジョン、洞窟系ダンジョン
※ 生物カードをプレイすると、場に出る。生物は場に出たターンに相手プレイヤーを、生物がいれば生物を対象に攻撃できる。この時、攻撃する生物が持つパワーに等しいダメージを対象に与える。
同じパワー同士の生物が戦った時、もしくは攻撃側の生物のパワーが防御側の生物を上回った時、防御側の生物は破壊され、防御プレイヤーは余剰分のパワーに等しいダメージを受ける。
防御側のパワーが攻撃側のパワーを上回った時は、どちらも破壊されない。
生物カードは、場に出た次の相手のターンの終わりに、場から捨て札に置く。
────────
──カード情報──
《銅の剣》銅製の長剣。切れ味は悪く耐久性も微妙だが、どこでも簡単に作れる。
【獲得コスト】1
【パワー】1(攻撃時のみ)
【カードタイプ】武器 ※
【グループ】刀剣系
【効果】装備したターンの終わり、これを破壊する。
【獲得地】汎用(全ダンジョン)
※ 武器カードをプレイすると、場に出てプレイヤーに装備された状態になる。プレイヤーは武器カードを装備することにより、相手プレイヤーか生物を対象に攻撃できる。装備できる武器は1枚まで。
────────
('ω'* )「わぁぁっ!カードが現れたぁっ!どこからぁ!?」
( ^ω^)「ダンジョンからさ。例えば《森林系ダンジョン》は植物系カードの種類が多いし、《海系ダンジョン》なんかは魚介類が大漁だ。どのダンジョンでも数千……いや、数万種類のカードが獲得できるぞ」
('ω'*;)「す、数万!?」
( ^ω^)「現実世界よりは少ないさ。世界にはたくさんの生物が住んでるし、人間はたくさん物を作ってる。カードになってるのは、そのごく一部さ」
( ^ω^)「例えば《回復薬》なんてのもカード化されてる」
──カード情報──
《回復薬》
【獲得コスト】2
【カードタイプ】サポート
【グループ】薬品
【効果】ライフポイントを5回復する。
ただし、初期ライフポイント以上は回復しない
【獲得地】汎用(全ダンジョン)
────────
('ω'* )「ほぇー……」
( ^ω^)「ドラゴンもいるぞ!」
──カード情報──
《エメラルド・ドラゴン》体に纏う魔石に溜めた電気で敵を攻撃する!
【獲得コスト】8
【パワー】4
【カードタイプ】生物
【グループ】ドラゴン─伝説
【効果】《魔石》2枚を手札に獲得する。
【生息地】???
────────
('ω'* )「うぉぉ!ドラゴン、ドラゴンかっけぇぇ!!」
('ω'* )「しかもカード光ってる、キラカードじゃん!」
( ^ω^)「ん?あ、ホントだ。普通は光ってないのに……レアだな」
('ω'* )「そうなの?レアって強い!?」
( ^ω^)「いや、別に光ってるから強いということもない。《エメラルド・ドラゴン》自体はいいカードだけど」
('ω'* )「あ、そうなんだ……じゃあなんで光ってるの?」
( ^ω^)「テンション上がるだろ?」
('ω'* )「まぁね」
('ω'* )「……あれ?でもこのドラゴン、コストが8もあるよ?」
('ω'* )「魔石5つ使っても5コストだから、獲得できなくない?」
( ^ω^)「お、いーい発見だな。だから最初のうちはより強い《資源》カードを獲得して、出力コストを上げていくのが、戦法の一つだな」
──カード情報──
《魔銅》魔力を秘めた銅硬貨。もったいないので投げつけてはいけない。
【獲得コスト】2
【出力コスト】3
【カードタイプ】資源
【グループ】鉱物
【採集地】汎用(全ダンジョン)
────────
( ^ω^)「例えば、この《魔銅》を1ターン目に獲得する。獲得したカードは捨て札に置かれて、最速で次のターンに使えるようになるから、2ターン目には最大で6コストのカードが獲得できる。次も《魔銅》を獲得すれば、3ターン目には7コスト、8コスト……ってな」
('ω'* )「あ、どんどん獲得できるカードが増えるってコト!?」
( ^ω^)「そうだ。飲み込みが早いな」
('ω'* )「へへっ……」
( ^ω^)「そうして、どんどん強い生物や武器を獲得して、相手を攻撃!もしくは防具でその攻撃をいなす!スキルカードで魔法を使うこともできる!」
('ω'* )「おおおっ!!やりたい!やってみる!」
( ^ω^)「よーしよし。百聞は一見にしかず、細かいルールは戦いながら教えてやる」
──こうして、二人の修行が始まったッ!!
('ω'*;)「わわ……何ターン経っても《魔石》ばっかり手札にきちゃう」
( ^ω^)「《魔石》は出力が弱いから、適当なところで消費しとくといいぞ」
──一日、一週間、ひと月と経つにつれ……
('ω'* )「師匠ぅ……全然カードが覚えられないんだけど……」
( ^ω^)「まぁ、全部覚える必要はないさ。というか、数百万はあるカードを覚えるなんて無理だ。自分の得意な戦法、戦うダンジョンで強いとされているカード、それに対するカウンター、汎用カード、そのくらいは覚えておくといいぞ」
( ^ω^)「あとは……対戦相手のカードをよく観察するといい」
('ω'* )「対戦相手の?」
( ^ω^)「あぁ。相手のカードから思わぬインスピレーションが得られることもある。強そうなカードなら自分も使ってもいいかもな」
( ^ω^)「なんにせよ、最後まで諦めちゃダメだ。『クエスト』は
('ω'* )「分かった!」
('ω'* )「覚えとくといいカードはどれくらいあるの?」
( ^ω^)「千くらいかな」
(;ω;* )「無理だよぉぉッ!!」
──二人の間には、確かな絆が生まれていた……
( ^ω^)「やったな!模擬戦とはいえ、対外戦で初勝利だ!」
('ω'*;)「はぁはぁ、うん、がんばった……でも、はぁはぁ」
('ω'*;)「『クエスト』って、すごい、疲れるんだね……」
( ^ω^)「……そりゃあ、どんなコトも本気でやりゃあ疲れるもんさ」
( ^ω^)「さ、勝利祝いだ。ぱぁーっと行こうぜ!なにが食べたい?豪勢にステーキでも食うか?」
('ω'* )「えー、だったら牛丼がいいー」
(;^ω^)「えっ?いいけど……そんなんでいいの?」
('ω'* )「うぅん!高菜も乗せちゃうよ!」
(;^ω^)「渋いボウズだな……」
──こうして、F級の少年は遂に、E級目前となった!
【
( ^ω^)「さぁ!この模擬戦で勝てば、いよいよボウズも晴れて一人前、俺の元から卒業ってワケだ」
('ω'* )「うん!でも師匠はずっと師匠だよ!」
( ^ω^)「最後まで慣れねぇなぁ。その呼び方」
( ^ω^)「それと……E級冒険者になったら、"最後のレッスン"をつけてやる」
('ω'* )「え?今じゃなく?」
( ^ω^)「ま、一人前の心構えって奴だ……」
( ^ω^)「さてと、今日は俺も試合がある。見に行ってやれないが……頑張れよ」
('ω'* )「うん!がんばる!師匠もがんばってね!」
独り闘技場へ向かう少年の背中を見ながら、冒険者は唇を噛み締めた。
( ^ω^)「……すまんな」
──そして数刻後……
【
('A` )「さぁ!やって参りました、『E級昇格戦』3日目第3試合!!私がジャッジを担当します!」
('A` )「対戦カードは(* 'ω')VS(゜Д゜,)!!」
('A` )「オッズを見る限り(゜Д゜,)がやや優勢かぁ!?」
(゜Д゜,)「ギャハハっ!ここで勝てば最速昇級だぜ!」
(* 'ω')「僕も負けないぞ!」(オッズってなんだろう……)
(* 'ω')『ダンジョン展開!!』(゜Д゜,)
( 'A`)「さーあ、今回のダンジョンはぁーッ!?」
( 'A`)「どぅうるるるるるるる……」
( 'A`)「どぅん!《
──ダンジョン情報──
《
熱帯雨林地帯に存在する、草木の覆い茂った深い森。
植物・動物系のモンスターが多く生息。鉱石系資源も豊富。
生物カードを駆使して戦え!!
────────
( 'A`)「先攻は……(゜Д゜,)選手だぁッ!!」
(゜Д゜,)「んじゃま、早速いかせてもらうぜッ!」
【先攻1ターン目】
(゜Д゜,)「俺のターン、魔石5枚ぜんぶから資源抽出!」
手札:《魔石》5枚
(゜Д゜,)「5コスト、《ワイルド・ボアー》を
──カード情報──
《ワイルド・ボアー》密林に棲む獰猛な猪!突進攻撃は槍の如く全てを貫く!
【獲得コスト】5
【パワー】1
【カードタイプ】生物
【グループ】イノシシ
【効果】攻撃時、パワー+2
このカードは獲得した時にプレイできる!
【生息地】密林固有種
────────
(;*'ω')「!?なにが起きたの?このカード、見たことない!」
(゜Д゜,)「なら教えてやる!普通、獲得カードは捨て札に置かれ、使えるようになるのは、デッキが底を尽き、捨て札カードを再びデッキに戻した後!だが、《ワイルド・ボアー》は獲得すると同時に場に出せるんだぜ!しかも攻撃時にはパワーが3になる!」
(;*'ω')「ズルじゃん!」
(゜Д゜,)「なんとでも言え!これが俺の速攻!いけ、《ワイルド・ボアー》」
(;*'ω')「ぐっ!!」
LP20→17
【後攻1ターン目】
(;*'ω')「僕のターンっ!!」
手札:《魔石》5枚
(;*'ω')(相手は速攻……グズグズしてたら押し切られる?いや)
( ^ω^)(いいか、熱いときこそクールにだ。サウナと同じ)
( *'ω')「師匠が言ってた。ここはクールにだ……」
( *'ω')「僕は魔石から4コスト出力!資源カードを
──獲得カード情報──
《
【獲得コスト】4
【出力コスト】1
【カードタイプ】資源
【グループ】鉱物
【効果】ターン中、生物タイプの獲得コストを2下げる!
【採集地】森系ダンジョン、山系ダンジョン、博物館、墓
────────
( *'ω')「そして残った魔石1つを消費して、場の《ワイルド・ボアー》に1ダメージ!」
《ワイルド・ボアー》破壊ッ!!
( *'ω')「へへへ!《ワイルド・ボアー》は攻撃してない時はパワーたったの1。魔石一つでなんとかなるんだ!」
(゜Д゜,)「ギャハハっ!それはどうかな!?」
(;*'ω')「なに!?」
(゜Д゜,)「お前は魔石1つで《ワイルド・ボアー》を上手く対処した気になっているが……それは違うぜ!」
(゜Д゜,)「お前は《ワイルド・ボアー》に対処させられたんだ!だって、対処しなけりゃ、再び3ダメージが襲ってくるんだから!」
(゜Д゜,)「だからお前は最初のターン、5コストよりも弱い4コストのカードを"獲得するしかなかった"んだ!」
(;*'ω')「そ、そうなの……?そうかも……」
【先攻2ターン目】
(゜Д゜,)「そして、その間に俺は、5コストカードを悠々と獲得できるってワケだ」
手札:《魔石》5枚
(゜Д゜,)「……っても、獲得するのはもう一度 《ワイルド・ボアー》だがな!」
(;*'ω')「えぇ!止めてよぉ!」
(゜Д゜,)「止めねぇよ!オラオラぁッ!3点ダメージ貰っとけ!」
(;*'ω')「!!っくぅ!!」
LP17→14
(;*'ω')「たしかに……君の言うことも一理あるかもしれない」
(;*'ω')「でも、君は一つ、大きな間違いをしてる!」
(゜Д゜#)「なぁにをぉぉ!?俺がなにを間違ったっていうんだ!」
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