第25話 年末年始の変化

他大学の占い研究会に所属して、4カ月ほどたちました。その間、いろいろなことが動き始めましたが、年内内定というものが夢物語に終わってしまいました。周りは内定を持っている方がいるらしく、焦りの感情が非常に大きいですが、年明けから動き始めてなるべく早く就職活動を終えたいと思います。 占い研究会で恋愛運を高めるため、東京大神宮に参拝に行くことになりました。おそらく私は徳が高くないので、他の皆さんにお相手ができて私にはできないという事態になると思います。でも東京大神宮は一人で行ってもあまりご利益がない気がするので、人数多めで行くことができるのはメリットだと思います。性格も大事ですし、容姿も大切だと感じていますが、そのような欲望にまみれた考えが通るのかは正直わかりかねる気がします。そろそろお相手が欲しいところですが、どこに自分のことを理解してくれる相手がいる

のか分からないところがあります。

私のオーラを診断していただきましたが、結果は深い青色であることがわかりました。オーラが具体的に何を指しているのか分かりづらい所はあります。説明としては、「冷静な洞察力で状況を判断。愛情深い縁の下の力持ち」とありましたが、抽象的すぎてよくわからないところがあります。オーラのことを伺える方が他にいればよいと思うのですが、来年サークルに行ったときに本を読んでみたいと思います。また水の要素(四柱推命)があるとほかの方からアドバイスを頂いたので、そこも意識したいと思います。

先月はお金を湯水のように使ってしまっていたため、三千億円を宝くじで受け取って二十年間年利二十%(複利)で九兆円を受け取りたいと企んでいる以上、今期は節制したいと思います。占い師さんに頼りたい気持ちは大きいですが、おみくじを引くことで不安が軽減されるところも大きいため、おみくじの言葉を支えに頑張っていきたいと思います。どうせ年末年始に働いたらその反動でお金を使いたくなると思うので、我慢を心掛けたいと思います。

私は今大学3年生の後期も終わろうとしていて、時の流れの速さを感じますが、大学2年生の頃は留学生交流会の企画を少しだけやっていました。当時留学生を呼び込むためにお茶会を企画しようとして、新任の裏千家の先生にご協力いただくことにしました。その方は当時の中国語(必修外国語科目)の担当者で、コミュニケーションを取りやすいという理由も大きかったです。必要な手続きをかなり飛ばしていてお叱りを受けましたが、学部の教員にもイベントへの協力を頂けるようになったりするなどといった効果がありました。それだけでなく、公認団体自体もまとまって機能するようになったのではないかと感じます。後輩も留学生交流会の過程で多少なりとも育成することができました。

今は、他大学で占い研究会に所属するというフリーライダーのようなことをしています。他大学出身ということで運営には携われないのですが、一応3年生なので空気を和ませることとなるべく中立の立場にいるように心がけています。自分の所属大学よりもランクが高い大学であるので、言いくるめられることや無知(ネットニュー

スなど)も多いですが、なんとかやっています。

他大学に到着する前に、一陽来復で有名な放生寺に参拝して「御佛籤」を頂いてきました。私のことがかわいそうになったのか結果は大吉で、「願望 不平を言わず精進すれば叶う」「相場 待ち続ければ大利」「待人 遅れるが来る」「恋愛 無理をするな、自我を抑えよ」「縁談 急げ初めの話が良い」とありました。酒に注意せよというお告げなので明日の食事会ではお酒に注意します。懇意にしているメンバーなので少しくらいお酒を入れてもいいかなと感じていますが、本当にどうなるかわからないため、もしいい雰囲気(恋愛)になりそうなら勇気をもってアプローチしたいと思います。

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