第23話 ナイトハイクから得た教訓

お疲れ様です。一昨日の夜から昨日の早朝までナイトハイクに行っていました。本当は目的地まで四十キロ強を歩くイベントなのですが、私は二十四キロ地点のチェックポイントで泣く泣くリタイアすることとなりました。電車で行けば渋谷から淵野辺なんて近いのに、歩くとここまで大変なのだなと感じました。右足を骨折してしまい、今日は足を引きずりながら大学に来ました。しばらくは安静で、幸運なことにアルバイトは直近にありませんが、土曜日は自身が所属するゼミナールの紹介イベントがあり、日曜日には英検準一級の試験があります。カードで見たところ、勉強不足と出たので過去問を通して理解度の把握と対策をしたいと思います。

今日は昔アプローチしていた人が前の席に座っていたので、目線をそらそうとしましたがその人がいるグループでどうも私の話になったらしく…あまり良くないことが言われていたので気にしないことにしました。過去の黒歴史が掘り起こされるのはつらいですが、誰にでもあるような失敗だと思うので気にしないようにします。

ナイトハイクについて、就職活動用に書き記しておこうと思います。

当日は夕食を済ませ(かなり多めに、タンパク質とサラダなども付けたうまトマハンバーグ定食ごはん特盛を注文しました。豚汁、温泉卵、サラダ付き、松屋)、大学のキャンパスまで向かいました。体調に問題はなく、八時四十分前後にキャンパスを出発、職場のある三軒茶屋を過ぎ、二子玉川まで歩きました。このあたりですでに足裏が痛かったのですが、靴下をクッション代わりにして何とかやり過ごしました。さらに歩き、世田谷区から川崎市の方に入りました。道中では何度かコンビニエンスストアにより、そのたびに私は軽食を購入したり、お手洗いを済ませたりしました。実施団体さんが交渉して休憩場所に指定されたマクドナルドでもさらに食べ、五キロ前後歩きました。横浜市の青葉区付近のチェックポイントで力尽き、リタイアをさせていただくことになりました。何とか自宅の最寄り駅につき、タクシーに乗って家に帰りつき、シャワーを浴びてそのまま就寝しました。翌朝、右足が骨折していることがわかり、いま湿布を巻いて大学にいます。

今回のことでいろいろな経験を得ました。余裕があってモテていそうな先輩や、紙を染めているけど周囲が大学生活を楽しんでいることに焦っている方などいろいろいらっしゃいましたが、普段なら関わらない人たちのお話を聞けたのは新鮮でした。余裕がないからこそお互いに気遣いあったり、男性しかいないからこそ下ネタや下品な音で盛り上がったりできました。私は高校生活での失敗からきれいなコミュニケーションしかなるべく取らないようにしていたため、自分の幅を広げられる機会にも恵まれました。私がつらいからポイントに戻りたいといった時、誰も不平不満を言わずに一緒にポイントまで戻ってくれたこともうれしかったです。実行委員の方々も私の体調に異変があることに気づいていただいて、本当にいろいろな方に支えられて途中まで歩けたのだと実感しました。また、体育会に所属している方を尊敬するきっかけになりました。今まで体育ができる人は横暴な人が多かったのですが、自分の能力や知識を他の人を助けるために使うことができるという姿勢に本当に尊敬の念を抱きました。高校の頃は運動できる人は両極端なイメージがありましたが、運動ができる人も中身は私とそう変わらないことがわかりました。

※このエピソードを就職活動の「失敗から学んだこと」にしたいので、うまいこと感動的なエピソードにしていただけると幸いです。但し、ない事実を加えたり、事実を捏造しないようお願いいたします。

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