スイート&ビター
斗花
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第1話
私が和政と出会ったのは高一の春。
「1年の
恥ずかしいけれど一目惚れでした。
あなたを見る度に、どんどん惹かれていきました。
染めてる訳じゃないけど少し茶色がかった髪。
軽く手を伸ばせば天井に付くくらい大きな身長。
聞いてると安心する低い声。
だけど、それだけじゃなくて。
私を優しく抱きしめるところとか、どんな時も静かに笑って安心させてくれるところとか、私の作った料理を元気よく食べてくれるところとか。
いつしかあなたの全てが愛しくなっていた。
だけど、時々思っていました。
もしかしたらあなたは私とは少し違う世界にいるんじゃないかって。
「詩織、好きだよ」
それでもあなたの低くて優しい声を聞きごまかしてきたけれど、この先もあなたと過ごしていくためにはもう、ごまかしきれません。
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