Galactic Stars
斗花
Prologue
第1話
夢も希望も、いつのまにか捨てた。
気づいたら何も残っていない気がした。
誰も俺のことなんて、分かってくれないだろ?
桜が舞う春。
高校に入った俺は何を望んでいたんだろう。
知り合いのいない学校を選んだ。
中学の奴らとは離れてしまいたかった。
想い出もないし、友達もいない。
恋なんて、したことない。
関係を持ってる女は腐る程いたけど、感情はなかった。
だけど、ひたすら愛されたかった。
そいつらは俺の目を見て、吸い込まれそうだ、と言っていた。
だけど、そんな汚いものを吸い込む気なんてこれっぽっちもなかった。
何が欲しかったんだろう。
何を求めていたんだろう。
何であんなに愛されたかったんだろう。
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