パペット
桜氷
第1話 暇って幸せ
眠い、暖かい、眠い、足が熱い、熱っ。重い体を起こして仕方なく目を開けた。ブラインドの下からの太陽の光が自分の足とベッドに降り注いでいる。そばにある目覚まし時計を見る、時刻は朝の十時半だ。
朝の支度をしながらタブレットを起動し、XのリプやDMを返す。そして、暇って幸せと呟いた。今日は何をしよう?YouTubeを見るかマンガを読むか、それとも少し出かける?久しぶりにBOOKOFF行こうかな。ふとあるDMに目が留まった。「なんでLINE見てくれないんだよ」タブレットに向き合ってこう返信する。「ごめん、またスマホ没収されてた」
ーーー
あちゃー開いたまま寝落ちしちゃったか。アツアツのスマホに表示された画面を見ながら、体を起こす。私は親に秘密でゲームをしている。このゲームが好きだ、と話したりどうせゲームばっかりしてるんでしょ、と言われているから秘密になっているかはわかんないけど。
「もしもし?ごめん寝ちゃってた。」
「だと思ったー良かった親にバレてなくて。」
寝落ちする直前まで遊んでた友達に詫びの連絡を入れた。そのまま友達と通話しながら、やがて流れで昨日の続きをすることになった。友達と通話しながらゲームする時間は何よりも楽しかった。でもそんな日々が続くことはあり得ない。なぜなら、親に見つかったら一巻の終わりの行為だから。
そして、予想は裏切らなかった。
ーーー
スマホが没収されても、数日したら慣れて暇な時間が増えたことに喜びを見一出すようになる。一方、早くスマホが返ってくることも願ってはいる。ベットの上でゴロゴロしたり小説や漫画を読む時間は至福の時間だ。タブレットが没収されてない間は、ネットも見れる。けれどスマホもタブレットも没収されてネットが見れない環境の上で定期券を没収されて家の入口に防犯カメラを付けられた、実質軟禁状態の前回の長期休みはきつかった。好きなことは何もできないのに、親からの勉強課題は毎日出されるのだから。それを乗り越えたからこそ、学校が始まって部活が行けるようになった今が楽しい。だが効果は長く続かない、、、早く金曜日、いや土曜日にならないかな。
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