カクコン10【長編】★について

もういいかな、と思ったのですが思うところあり、もう1記事。


それは、2025年1月24日にカクヨムコンの質問箱に下記のように来ていたものだ。


【質問者】カクヨムコンが読者選考を採用している以上、「カクヨムユーザーにニーズに合わせた作品」を暗に求めており、新たなニーズの発掘や、カクヨム外のニーズを無下に扱っている印象を受けます。

特別審査員とカクヨム公式レビュワーが発掘する作品も5作にとどまり、これも目にとまるようにランキング上位をキープする必要があるでしょう。

この点について、改善の見込みはありますか? 回答なしであれば、改善する気なしと捉えさせて頂きます。


【カクヨム】応募要項に「応募された作品の中から読者選考によるランキング上位作品と特別審査員による選出作品が最終選考にノミネートされます。」とあるとおり、特別審査員はランキング上位に入らない(読者選考では中間選考を突破しない)作品のみ選出します。

これによって、ランキング上位以外の作品にも特別審査員の目によって中間選考を突破する可能性があります。


という内容だった。


私は今月(2025/01)から投稿し始めて、偶然カクヨムコンテスト10があるから~……というくらいで始めた。


もっと言えば、小説家になろうは知っていたけど、カクヨムの存在は知らなかった。

なろう系で言うと、ピッコマとかで偶然見た漫画で気に入ったのを見るくらい。


そんな言ってみれば部外者もいいところなので、ちょっとそこら辺の距離感の違いはご了承いただければと思う。


正直言って、偶然ランキングを調べたのもあり、私は質問者さんの気持ちはどちらかというとわかる。


正攻法?では、PVすら稼ぐことが難しい。

小説家になろうでは、一応PVはアップすればあるけど、カクヨムはそれすらもない。心折れそうになるのも、やむなしとは思う。


それに対し、★が多い作者は★が★を呼び、ガンガンと増える。

もっと言えば、そもそも人気(なろう系)、不人気ジャンル(その他)があまりにはっきりしすぎている。


小説家になろうか、カクヨムかどっちにしようかな……と思った理由の1つに『カクヨムの方が一般作品も評価されるよ』というのをどこかで見たからだ。


そんなわけで、嘘じゃん!って正直なった。

あくまで、WEB小説では一般寄りだよ~程度の事で、実際はそうではなかった。


ただ、全くかというとそうでもない。ありがたいことに、私程度の初心者が書いたものでも面白いと言ってくださる方もおり、100%評価されないというわけでは決してない。


ただ、なろう系があまりに★を稼ぎすぎるのだ。

ゆえに、なろう系作品で溢れ、埋もれる作品が多発するのだ。


流行を追うのは、大事だと思う。

必須の嗅覚だとも思う。

だけども、それで『良し』と納得するには、私はわがままなのだ。気に入らない。

きっと、質問者の方もそうなのだと思う。


しかし、しかしだ。

システム上こうなっているには、このシステムで闘うしかない。


ということで、ここから本題。

カクヨム公式が言うように★が少なくても勝てるのか?

ワンチャンあるのかということだ。


私は質問者の肩を持ってもいるが、同じく批判もしたい。

なぜ調べない?

去年のデータがあるじゃないか。


カクヨム公式の言ったことに、信憑性があるのかどうか、調べれば疑問は氷解するはずだ。もっと言えば、調べればそもそも質問もしなくても良い。


そういうひと手間が、あるいは勝敗を分けるカギになるかもしれない。


ということで、以下第9回(2023)カクヨムWeb小説コンテスト 開催結果から。

ぜんぶは面倒くさい……正直数が少ないジャンルだけやりたかったけど、それではいい結果が得られないかも……。


でも、明らかに多い異世界ファンタジーはやりたくない。

ということで、自分も参加している『現代ファンタジー』の★をまとめてみました。



合計 251

※ズレてるけど、手動カウントなので許して…。


★1~49 10(3.98%)

★50~99 13(5.18%)

★100 22(8.76%)

★200 15(5.98%)

★300 14(5.58%)

★400 9(3.59%)

★500 6(2.39%)

★600 6(2.39%)

★700 4(1.59%)

★800 8(3.19%)

★900 9(3.59%)

★1000 49(19.52%)

★2000 27(10.76%)

★3000 17(6.77%)

★4000 10(3.98%)

★5000 9(3.59%)

★6000 5(1.99%)

★7000 1(0.40%)

★8000 6(2.39%)

★9000 3(1.20%)

★10000以上 8(3.19%)


はい。

という結果が出ました。


もちろん、これは今(2025/01/26)の★の数です。

ゆえに、当時はもっと少なかったと思うがそれを確認するすべがないので、このままいきます。十分にわかるしね。


一般的に少ないと言われるであろう、

★1~49

★50~99

の合計割合は 9.16% でした。


多いと思うか、少ないと思うか――…これは個人的な感覚もあると思いますが、私は多いと思いました。


『現代ファンタジー』で★100未満はあった。

今★100のものや、それ以上のものも★100未満だった可能性があるので、もっと増えるはず。


一番のボリュームゾーンは、★1000台(19.52%)。

次は、★2000台(10.76%)。


逆に、★10000以上(3.19%)でもこんなものです。



正直これがホラーとかマイナージャンルだともっと★少ないのが多いんだろうが、現代ファンタジーという一般ジャンルでも、★10000越えと★50が同じ土俵に立てる可能性はあるのは、これで証明されたわけだ。



データ的には以上です。









だからさあ……。


お前が、勝って流れを変えて見せろよ!!


お前が信じる、お前の面白いもんでさあ、勝ってやろうぜ!!

カクヨムコンテスト10!!

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