カクコン10【長編】異世界冒険
おはようございます。
今日は、異世界冒険のジャンルについてです。
先日、現代ファンタジーのジャンルの偏りについて書きました。
まあ、どこも一緒だろう……と思いつつも、まあ結局調べないとね、ということで、こちらも同条件でランキング1~400位までの結果です。
……おや?
まずは、結果をご覧ください。
ジャンル別詳細説明
1. 悪役転生・追放・ざまぁ系(30%)
多くの作品が悪役や追放されたキャラクターが元の運命を覆し、力を発揮して無双するストーリー展開です。これには「悪役令嬢」「追放された貴族」「踏み台キャラ」などが含まれます。破滅ルートを回避しつつ、逆転劇やざまぁ要素が強調されることが多いです。
2. ハーレム・百合・TS・男の娘系(20%)
ハーレム構成や百合要素、性転換(TS)、男の娘といったジェンダー関連の要素が含まれる作品群です。特に百合やハーレム要素は、キャラクター間の関係性に重点を置き、読者の多様な嗜好に応える内容となっています。
3. スローライフ・内政・国づくり系(15%)
異世界でのんびりとした生活を送ることを目指す、または国や領地を築く内政系のストーリーです。これには「スローライフを目指す」「錬金術店を開業」「国づくり」などの要素が含まれ、読者に癒しや達成感を提供します。
4. 魔王・魔物転生・非人間系(10%)
魔王や魔物、吸血鬼など非人間的存在に転生する、またはその存在として活躍する作品群です。これらの作品では、強力な力を持つ存在として異世界を支配したり、逆に人間との関係性を築いたりするストーリーが展開されます。
5. 現代技術・知識活用・科学融合系(8%)
現代の知識や技術(例:科学、プログラミング、兵器)を異世界に持ち込み、それを活用して問題を解決したり無双したりするストーリーです。現代的な要素とファンタジーの融合が特徴です。
6. 戦国・和風・歴史武将系(5%)
戦国時代の武将や和風要素を取り入れた異世界転生・転移ストーリーです。歴史的背景や文化を反映させた世界観が魅力で、侍や忍者などのキャラクターが登場します。
7. ループ・死に戻り・復讐系(5%)
時間を繰り返すループや死に戻りの要素、復讐をテーマとした作品です。主人公が何度も死を経験しながら成長し、最終的に復讐を果たすストーリーが展開されます。
8. コメディ・ドタバタ系(4%)
ユーモアやドタバタ劇を中心とした軽快なストーリーです。シリアスな要素よりも笑いや楽しさを重視し、読者に気軽に楽しめる作品が多いです。
9. その他・多ジャンル混在(3%)
上記以外の多様な要素を含む、または複数ジャンルが混在する作品です。これには独自の世界観や新しいコンセプトを取り入れた作品が含まれ、ジャンルの枠にとらわれない創造性が見られます。
ざっくりした%のまとめ
1. 悪役転生・追放・ざまぁ系:30%
2. ハーレム・百合・TS・男の娘系:20%
3. スローライフ・内政・国づくり系:15%
4. 魔王・魔物転生・非人間系:10%
5. 現代技術・知識活用・科学融合系:8%
6. 戦国・和風・歴史武将系:5%
7. ループ・死に戻り・復讐系:5%
8. コメディ・ドタバタ系:4%
9. その他・多ジャンル混在:3%
合計は大まかに100%となるよう配分しています。
注意点
複合ジャンル:例として「悪役転生でハーレムを築く」「スローライフを目指しつつ魔物と戦う」など、複数ジャンルが組み合わさっている作品が多数存在します。
数値はあくまで目安:実際に400作品すべてを厳密に分類したわけではなく、リストから推測した大まかな分布です。作品の更新内容やあらすじ変更により内容が変わる可能性もあります。
ジャンルの曖昧さ:一部の作品はジャンルの枠に収まりにくい独自の設定やストーリーを持っているため、分類が難しい場合もあります。
ほほ〜!
悪役転生・追放・ざまぁ系(30%)が強い……ですが、現代ファンタジー程の圧倒的偏りはなく、むしろいろいろなジャンルがありますね。
まあ、いわゆる『なろう系』が主流ではあるのですが。
現代ファンタジーさん?
もしかして、お前だけなのか……?
これは、意外でした。
これくらいの割合ならば、ランキング=最終選考と思ってよさそうな気はします。
1/22
2024年のカクヨムコンテスト10【長編】
応募数 11,861作品
・異世界冒険 2,719作品(22.92%)
でした。
ジャンルとしては、一番人気。カクヨムの花形ジャンルと言ってよいでしょう。
なお、2023は異世界ファンタジー最終選考は319 作品でした。
しかし!
今年からは、
・異世界冒険 2,719作品(22.92%)
・異世界ライフ 1,011作品(8.52%)
に分割されました。
よって――…250位前後が異世界冒険では最終選考ラインではないかと思われます。
ただ……明らかに異世界ライフっぽい作品が15%も入っているのはなぜだろう?
データを見ればわかりますが、異世界ライフの方が投稿作品が1/3ほど……少ないです。
間違えちゃったかな?それとも、戦略か……。
う〜ん、ただ戦略ならばあまり良いとは言えません。そもそも異世界冒険の方が激戦区です。
なにより、わざわざ異世界ライフを作ったのはジャンルとして分割したい意図があってのことです。
であれば、最悪『カテゴリ違い』になります。
最大15% 60作品が……これははっきり言ってもったいないです。
異世界冒険に投稿してしまったがために、落ちる……ありそうな気もします。
もちろん、複合しているものもあります。
う〜ん、でもそれをどう評価されるかですねぇ。
今までと同じ『異世界ファンタジー』一括りなら、なるべく流行りの要素を組み合わせたほうが有利だった。
今回は『わざわざ新規カテゴリ作ったのに!』と、思われそうな気がします。つまり、不利に働くと予想します。
しかし、今さらカテゴリを変えればリセット扱いになり、0スタート……どうしようもない……神(カクヨム)に祈りましょう。
しかしこうなると、異世界ライフくん。
あなた、現代ファンタジーと同じ香りがしますね……。
偏ったジャンルか……?
異世界ライフの傾向は、また明日。
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