ワールズ・エンド・バーチャルフレンド
形霧燈
第1話
「こんにみあ〜!!!!
今日もみんな、楽しく絶望してる?
VTuberの空名ミアだよ! ぱちぱちぱち!
みんなどっから観てる? 廃墟の中かな? そーゆーところから観てる人たちは心まで廃墟にならないように!
さて、今日の配信はおなじみ『おいしい缶詰クッキング』!
――本日の主役は、賞味期限がいつ過ぎてるか分からないトマト缶と、怪しい国の言語が書かれてる缶詰ソーセージ!
まずお湯を沸かしたいんだけどさ、水も貴重なんだよね、だから雨水を再利用!消毒したから大丈夫、たぶん!
次は、トマト缶。味見してみると……んー酸味というか酸化だコレ! サビみたいな味!
で、ソーセージ缶をオープン! んー、これ何の肉……? まあ煮込めばなんとかなるっしょ!
麺を引き上げて、ソースと混ぜて――
――その辺で拾った雑草、じゃなかった、ハーブを乗せて仕上げ!
笑うしかない仕上がり! まさに『草草草www』! ぎゃはは!
はいっ、ミアの『パスタもどき』完成〜!!
見て! 外の瓦礫のグレイと血みたい赤が戦争映画みたいでいいコントラスト! ばえるねー。
味?……ちょっと刺激的かな。舌がしびれるくらいエキサイティングだね!
って感じでここからは雑談配信してく。みんなチャットちょうだいね。生きてる証を打ち込んじゃって。
さーて、何人がこの配信見てるんだろ。
お、書き込みありがとう! AIのBotも結構いるっぽいなあ。
え、わたし? AItuberじゃないよ! ほんとだよ!
そういう振りじゃないって! も〜! このやりとり定番になりつつあるな?
まあいっか、死にそうな思いも遠慮なくチャット欄で吐き出してね。
んなわけで最後までよろしく! じゃ雑談コーナーへ行ってみあ〜!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます