せっかくの異世界を拳で生きて行くってマジですか?

@koubo3221

第1話プロローグ


「はぁ〜…」

俺の朝は寝起きと共にため息をして始まる。

未だ眠気はあるが、朝起きる事が嫌でため息を吐いてる訳では無くただひたすらに仕事に行きたくないと思いつつも行かなくてはいけないと言うジレンマを感じて出るため息だ。


「行きたくねー」

ベッドから起き上がり支度を始めつつも未だ完全に脳が起きれていない状態からか、つい口から本音が出てしまう。

特に職場で何か問題がある訳でもなく仕事内容にも不満は無いがただ仕事がしたくない、行きたくない、でも生活の為にお金は欲しいと言う単純な理由で毎朝の様にテンションを下げつつ職場へ向かう。

自分でも不思議なのが職場に着くと通勤中の気持ちは無くなり仕事自体は集中して終わらせれる。

たが、やっぱりたまに本音の部分を思い出すのか無意識で口から小声の「帰りてぇー」と呟いて漏れてしまう。

正直俺は病んでいるんだと自分自身で再確認する様に心の中で思うまでが寝起きから仕事が終わり帰宅するまでの流れだ。

な?病んでるだろ?


帰宅後は寝支度が終わると就寝時間までひたすら寛げる時間を満喫する。

この時間でよく見るのがアニメやラノベだ。

適当に見漁ったり、読み漁ったりしていると見かけるのが異世界物。

主人公がある日突然異世界に飛んだり、事故で命を亡くし異世界で転生して生まれ変わるなどがある。

そんなこんな見漁っていると就寝時間になりスマホを閉じて寝る体制に入る。

目を閉じて眠る前にふと口から言葉がもれる。


「人生をやり直せる機会があるなら異世界にでも何でも行くのにな」


眠る直前まで見ていたアニメやラノベに影響されたのか分からないがほぼ無意識のうちにつぶやいた後、まるで深い闇に吸い込まれる様に、



『此奴にしよう』

と聞こえた気がしながら意識を手放した。。。。。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る