第2話 事務所呼び出し
俺は今アイプロの事務所の前に立っている。
懐かしいな……5年ぶりか。
ちょっと雰囲気変わったか?なんか小綺麗になったような……。
お、あの警備員のおじさん見た事あるな。挨拶しておこう。
「こんにちは〜」
「……!?」
そんな驚いた顔しなくても、目玉飛び出そうだったぞ。
「お待ちしておりました」
「うおっ」
びっくりした……。後ろから話しかけないでくれよ、ていうか今何処からでてきたんだよ……。
「驚かせてしまいすみません。私は
「あ、どうも……、
「逢坂様、社長室にて東社長がお待ちです。此方へどうぞ」
案内してくれるのか、有難い。
それにしても加藤さん綺麗だなぁ。後ろ姿だけでも美人オーラがでてるよ。
5年前は居なかったよなぁ、こんな美人居たら覚えてるだろうし。
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んー?前から誰か歩いて来てる?社員さんかな?社員さんにしては格好がラフなような……。
「お疲れ様です」
声可愛いな。
……いやいや、これじゃ変態みたいだ。
「お疲れ様です」
加藤さんもハキハキしてて聞き取りやすい声してるよなぁ。アナウンサーとか似合いそうだ。
あ、無視は失礼だな……。とりあえず会釈だけでもしておこう。
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数分後
「どうぞ、中へお入り下さい」
着いたのか。
「ありがとうございます」
ちょっと緊張するなぁ。
「ふぅ……」
「どうかなさいましたか?」
「あ、お気になさらず……」
……入るか。
「やぁ、待ってたよ」
「お久しぶりです、社長」
「久しぶり、ちょっと老けたかい?」
「開口一番それですか、まぁ今年で28ですから」
社長はそんなに変わらないな……。
ちょっと小太りでタレ目で優しそうなところとか。でもちょっと白髪増えたか?
「ははっ、君ももう28か。デビュー当時は高校1年生だったのにね」
「で、一体どうしたんだい?御坂晴真君、君は5年前に卒業しているだろう?」
「まぁ推しが言っt、ん゛ん゛っ失礼、また配信したくなった、それだけですよ。それに俺はもう御坂晴真じゃない、ただの逢坂湊です」
「何か最初に聞こえたような……?まぁいい、配信自体なら個人でも出来ただろうに、どうしてわざわざまた応募してきのかな?」
不味い何も考えてなかった。ただニーナちゃんの配信を見ていてノリで応募した、なんて口が裂けてもいえない。とりあえずそれっぽい事を……。
「うーん、特に何も……、強いて言うならネームバリューでしょうか」
「ネームバリュー?」
「アイプロダクション所属、それだけで配信者として注目を得られます。あと事務所に入っていた方が都合の良い時もあるでしょうしね。」
「そうかいそうかい、君には事務所を大きくしてもらった恩もあるしね、またやってもらおうかな、VTuber。」
「ありがとうございます」
「最後に1つ、VTuberをやるにあたって条件がある」
「何でしょうか」
「それは、君が御坂晴真だと他のタレントに明かさない事、社員には情報を漏らさないように後で言っておくよ」
「そうですか、まぁそれくらいなら」
「じゃあ今日の話はこれでお終いだ。詳しい事は後日にしよう」
「分かりました。失礼します」
はぁぁぁあ、終わったぁ。
緊張で胃が破けるかと思った……。
まぁとりあえずまた所属できるらしいから一段落って事で。
うん、帰ろう。
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2話を読んで頂きありがとうございます!
今回初執筆なので至らぬ点があるかもしれませんが温かい目で見守ってくれると嬉しいです。
配信系の話が好きなのですが、中の人の知識は薄めで……。現実には無いような描写があるかもしれません。
誤字脱字などの報告をしてくれると有難いです!
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