第15話 始まりの騎士vs白銀の騎士

俺はただ一人、ピモについて行くことに。


【あのー、俺でいいんですか?】


話し方を考えてしまう…


【普通に話せ。気を使うな】


そう言ってもなー


じゃ、思いっきり、


【なぁ、ピモ。どうするつもりだ?俺使えないぞ。戦力にならないと思うが?】


ピモは、立ち止まって、


ヤバ😅怒らせた?


【期待しているのはその適応力だ】


あっ、そう…それは得意だね。


【レイン、ルーク、フェザー、みんなかなりの強さを持っていた。だから、自己犠牲を恐れていない。駄目なんだ、それでは】


はい、はーい!!俺、ビビリでーす。


ピモは、


【それに、その剣🗡️扱えるのは俺以外見たことない】


ピモのなの?これ?返した方が…


【それは失礼…返すよ】


【いや、もう俺には使えない。その剣🗡️はお前を選んだんだ。自信持って使ってみろ。それに、その剣🗡️クロスブレードは…】


 言いかけたその時に、前方に凄まじいオーラを纏う男が現れた。


【久しぶりだな、始まりの騎士】


【そうだな、白銀】


【白銀…その名で呼ぶのは貴様だけだ】


 この二人の間にいる俺は、どう考えても、俺、場違いなんですが?


【こいつ、何者だ?】


白銀と呼ばれた男の質問に、ピモは、


【その剣🗡️を見てみろ。それが扱えるのは今この世界にただ一人だ。その意味が解るな】


【こんな男を選んだか…そろそろ始めるか】


【ああ…】


ピモは手を空に掲げて、静かに、



……………エレメントディザイアー……………



【ちっ、隙がねーな】


【小細工なしだ!!】


二人の騎士が剣を交える!!


 見えない…攻撃と防御の剣の音が後から聞こえてくる。音より速いんだ!!


白銀の男が、


【相変わらず…この挨拶か】


ピモも、


【お前もな、鈍ってないな】


二人が剣🗡️を下ろして、座り込んで、


ピモは、


【ルークには手加減しろよ。演技とは言えやりすぎた】


【騙すには本気で。いつも俺はそうだろ。ただな、ルークには悪かった。でもな、あいつも家族がいる。戦いから離れるべきだ】


【不器用なヤツ…みんな集まってるな】


【酒場だ。お前の癖の強いそれで、完全無効化してる。ただな…勝てる保証はないぞ】


この無敵とも思える二人、敵同士でないのか?


説明せい!!説明!!


俺にはさっぱりだ!!


ピモは、俺を見て、


【フェニックス🐦‍🔥、クロスブレード🗡️をコントロールしろよ】


白銀は、


【そいつで大丈夫なのか?】


ピモは、俺に、


【あいつとは腐れ縁だ。言い方は悪いが、性格は………………………悪い】


白銀は、


【おい、なんだその紹介は!!】



俺はピモから全ての話を聞いた。


超魔法メテオフレイル。


魔法を使える者は超魔法の恩恵を受けている。


使い方を誤れば、全てを無にしまうほどの…


 ある街の長老はそれをコントロールすることに成功、その力で次々と街や村で食料、財宝、働き手を支配している。フェザー達の家族もそうだった。フェザーは長老達の言いなりになるしか無かった。


 敵味方になってしまった仲間達は、本来は戦わなくて良かった。


俺は、


【何でみんな黙ってるんだ!!そんな長老達なんかに!!!】


ピモは、


【すぐに解る。効かないんだ…物理攻撃、魔法攻撃どちらもな。あいつ達のローブ…全てを無効化するんだ。さらに無尽蔵の魔力も】


じゃ、何の希望も無いのか…


ピモは、


【お前のその剣🗡️、それこそが最強の剣。偶然が解らないが、その剣🗡️の使い手が幻獣。長老達のローブを…まぁ、保証も何もないけどな】














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