空海マオは絶対転生したくない。無双勇者も最強聖女も悪役令嬢も全部お断りします。

みさと

OP.空海マオの高校生活について(転生多め)

 空海マオは高校生である。

 空海マオは神童である。

 空海マオは彼女いない歴=年齢である。



 そんな空海マオは、異世界に転生した。



 空海マオは、目を覚ますと異世界に、勇者として転生していた。


 そして、女神からスキル【時間操作】を授けられた。


 その力を駆使し、魔王や悪徳大臣、敵対国を滅ぼし、世界を救った。


 おしまい。



 空海マオは、目を覚ますと異世界に、聖女として転生していた。


 授けられたスキル【反転】を駆使し、信頼を失った教会を立て直し、世界を救った。


 おしまい。



 空海マオは、目を覚ますと悪役令嬢として転生していた。


 色々解決させた。


 おしまい。


 空海マオは目を覚ますと、銀河帝国の軍人として転生していた。

 目を覚ますと、弱小大名として転生したいた。

 目を覚ますと、婚約破棄された令嬢に――

 ゴブリンに――

 最強錬金術師に――


 転生していた。


 転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。転生していた。


 高校の3年間全て――


 あらゆる世界を救い、多くの人に感謝され、多くの神々に認められた。



 だが――空海マオは嬉しくなかった。



 望みはただ一つ。


「恋人を作りたい」


「三つ編み丸メガネの文学少女の恋人を作りたい」


「現実世界で」


 空海マオは高校生である。

 空海マオは神童である。

 空海マオは彼女いない歴=年齢である。


 1つ訂正。



 空海マオは大学生である。


 この春、東奥大学文学部の1年生である。


 そして――


 俺の人生は、ここから始まるのである。


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