もちろん先輩サンも入れて撮りましたよ
2025年6月7日開催『毎月300字小説企画』第30回お題『蝶』参加作品。
先輩サンと後輩チャンの昼休み。
*
「お待たせしました、先輩サン! ……あら?」
昼休み。
弁当箱を手に中庭へと向かったワタシを出迎えたのは、いつもと違う光景だった。
ワタシと先輩サンが並んで昼食を摂る定位置であるベンチにいたのは、たしかに先輩サンだったけれども。
「寝てる……」
ベンチに腰かけた先輩サンはこっくりこっくりと船を漕ぎ、その膝の上では校庭でよく見かける野良猫が気持ちよさそうに眠っている。
そしてそんな猫の頭の上には。
「ふふっ、まるでリボンみたい」
黄色い蝶々が羽を休めていて。
ワタシがそっと近づいても逃げないのは、もしかして蝶々も昼寝中なのかしら?
そんなことを考えながら、ワタシは目の前の愛らしい光景をしっかりと写真に収めたのだった。
(300字)
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