第6話 依存
私も雪さんも、LINEのやり取りを毎日していた。
食事や排泄、シャワー以外、ずっとLINEしていた。
流石に良くないかな、お互い依存しているかな?と私は思っていた。
「雪さん、私はコレだけの回数LINEするのは良くないと思うよ」
『そんなことないよ。良いのよ。実穂ちゃんとLINEしてないと寂しいの』
私の胸の奥は、きゅうっと締め付けられた。
寂しいんだ、きっと。
友達はずっといなかったみたいだし、人との距離感がわからないのかな。
でも、私だって1人暮らしだよ。そんなに寂しくない。なんだか変だよ。
婚約者と別れたばかりだよ、そう思っていた。
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