第08話 恋愛初恋編4

かじかんだ手重ねた日々 変わらない記憶の中で/アンダーグラフ(遠き日)




そうか

俺はこの娘と手をつなぐために生まれてきたのか…





…すみません

ごめんなさい






でもそんときは本気でそう思いました

クリスマスプレゼントは千円のネックレスをあげました


安物だったし校則の厳しい学校だったのにいつも大切にしてくれてました






年が明けても相変わらず週三日会ってました





会話はほとんど勉強の話



彼女は理科が好きで俺も得意だったので教えてあげたりしてました





露点がどうとか

元素がどうとか




心底勉強できて良かったと思ったのはあとにもさきにも一回きりでした



俺は幸せでした

でも幸せは長くは続きませんでした



受験も推薦入試で受かり時間が余りまくった俺




全てはそれが間違いだった…





時間ができると会いたくなってしまう俺




でも時間がない彼女




すれ違いが増えました

ケンカが増えました




ケンカっていうか…

俺の一方的なワガママだったけど











結局


受験でも


格差でも


浮気でもなく




俺が大人になれなかったがために別れました


いつの間にか俺は彼女にとってただの重りになっていたようでした












成長しないな















彼女との一番の思い出は



初デートではなく



長い長い散歩でした



市内の大きなホールでから川沿いを通って元カノの最寄り駅あたりから遊歩道永遠歩きました



俺はチャリだったから手もつなげなかったけど嬉しかった



彼女のほうから誘ってくれたのはあとにもさきにもこれ一回だったから










今でも県庁所在地主要駅の噴水を見ると切なくなります

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