第8話
女子の先輩に囲まれてさぞ肩身狭くするかと思いきや、彼らはシャンとし、興味津々に私たちが広げるレポートに目を向けていた。
一人は高木竜也くんというそうで、彼は商業作家を目指しており、評価してもらう場としてこの文芸サークルを選んだという。
私たちは彼が想像しているのと少しかけ離れたのらくら会であることを申し訳なく思った。
もう一人は奥村恭平くんというそうで、彼は高木くんの付き添いで入会したのだという。
二人は新入生ガイダンスで知り合い、それからゼミも都合よく一緒で、このサークルを知って一緒に入会した。
それから小腹が空いたので近くの喫茶店に移り、軽い食べ物を入れながら彼らを質問攻めにし、夜がふける前に解散となった。
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