三日目

『地球時間の八日後、地球に生きる人類は滅亡します』

 

翌日、カウントダウンが進んだ文言が届いた──そして新たな文言が加わっていた。

 

『人類の滅亡を防ぎたければ、八日以内に地球を明け渡すこと』

 

マザーコンピューターが割り出した送信元は、およそ千光年離れた場所にある星だった。

 

使っている翻訳機能が千年前のAIだというのが根拠だった。

 

そして地球を明け渡せという文言に対しては、とバッサリ切り捨てた。

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