第24話 冬の過ごし方

あかぎれの手を温めながら

冬の街を縮こまって歩いている


切れた所が痛むんだ


ウイスキーを飲んだら

答えが分かる

お母さんはそう言ったけど

飲んでも分かんなかった


それって麻痺させるだけじゃないかな


一昨日がっつり落ち込んで

昨日たくさん泣いた

今日全てを諦めた


つまらない理由、友達と喧嘩した

それだけ


世界は単純に出来ていて

私を中心に世界は回っていない


言葉はそのまま伝わらない

でも、たまに宙返りする


誰も信じていないって

信じているってことかな


何もかも分からないから

またウイスキーを飲んでみる


身体の芯が温まるよね

そうだね気のせいじゃなければね


私の中の悪魔が捻くれた言葉を吐き出すから

もう一度、信じてみようという気持ちも無くなってしまう

それでまた、指の先を噛んでしまう


冬枯れの公園でブランコを漕ぎながら

曖昧な空想に耽る


私とあなたは

違う

人間とは

ゆっくりと

急いで

考える


結局、何も知らない

そうでしょう


思い巡らしたところで

分からないまま

素人が知ったような事言って


何も言えなくなる

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