第18話 能力者

「ちょっと、あなた?」

 誰かから、呼び止められた。

「あなた、能力者でしょう?」

 振り向くと、絶世の美女といってもいい、振り向く男が10人いれば10人振り向く、美女がいた。

「あなたの、能力は、何?」

 瞳が螺旋状に蠢くような気がした。

 俺は、その場から逃走した。

「あ、こら、待ちなさい」

 俺は制止を振り切り、逃げる。

 …………どうやら、上手く巻けたみたいだ。

(誰だよ、あいつ)

(アイツハ、オ前ト同ジ、能力者ダロウ)

(能力? この黒炎と白炎って能力なのか?)

 俺は、ブツブツと独り言を愚痴っていると、

「見つけた」

 さっきの美女が現れた。

「さて、あなたの能力を示しなさい」

 さっきから違和感を感じている。なぜか、この女性から悪く考えることができない。良いイメージしか残らない。

 故に、俺自身の悪意が向けることを拒絶する。

「私の前では、どんな能力も無意味よ」

 艶然。そして、華麗に近づく。

「あなたは、なんの能力者かしら?」

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