第37話
しかし榎本さんはともかく、三ツ井が反応したということは……。
あの小学生……もとい中学生は“族”関係……か。
それならば喧嘩が強かったのも納得。
でも、有名とは?
「お前達、ソイツを何処で見た?」
「何処って……」
「それは……」
「何処……」
少しの沈黙……のち
「「「路地……???」」」
「なんで???なんだよっ。てか、何処の路地だよ!!」
あたし達の答えに三井が吠える。
いや、そんなこと言われても……。
あそこら辺は初めて行ってし。
適当に行った場所だから正確なことは
って、言え、ハイド。
面倒になったあたしは、ハイドをグイグイと押して三ツ井の前に。
「レッツ会話」
「お前が話せや」
「無理」
「それって“Addict”の近くの路地ってことですよね」
おお、榎本さん。
「わかるの?真尋ちゃん」
「はい!これまでの会話を聞いていたらわかりますよ」
「凄い!!偉い!!」
八千流がワシャワシャと榎本さんの頭を撫でる。
それに、ドヤ顔で三ツ井を見る榎本さん。
やるねぇ。
それを、「このアマぁぁあっ」て顔で睨む三ツ井。
大人げない。
「ならやっぱりあの噂は、本当なのか?」
小さく呟かれた三ツ井の言葉。
「噂ーー?」
「お姉様!!狐面の少年は!!」
「あっ、テメェ!!言うのは俺なんだよっ!!」
どっちでもいい。
「狐面の少年は!?」
瞳を輝かせる八千流。
「……」
あくびをするハイド。
もうちょっと興味持て。
「「暴走族を片っ端から潰していく壊し屋“zero”です」だ」
仲良く声を揃える三ツ井と榎本さん。
壊し屋?
「「「zeroーー??」」」
聞いたこともないね。
八千流とハイドを見れば、これまた、なんじゃそりゃって顔をしていた。
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