第2話
「―――――リカ。」
こうちゃんに呼ばれて駆け寄ると、こうちゃんは少し笑ってよいしょ、と言いながら抱っこしてくれた。
こうちゃんは、お姉ちゃんのオトモダチ。いっつも一緒に遊んでくれる。いつも綺麗なはなしをしてくれるから、好き。
「リカ、おーきくなったからもう抱っこできないかも」
「ほんとに? おーきくなった?」
「なったね」
こうちゃんはもう一回わらってから、少し真剣な顔になって「抱っこできなくなる」と言った。
こうちゃんはお姉ちゃんのオトモダチなのに、ときどきお父さんみたいだと思う。
こうちゃんがお父さんで、お姉ちゃんがお母さん。
そうなったら、いいのになあ。
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