第9話サッカー②
「なら全力を見せますよ!」阿部が言い
「圧倒的勝利をとらせてもらいますよ」南京錠の能力者も言った
その言葉でどちらのクラスにも火がついた
そう
例え時間を使い切ってでも相手に絶対的な点数差で勝つと
二組がコートの端からボールを蹴った瞬間
ロケットランチャーがまた撃たれた
案の定松本が撃っていて「いまだ行け!」と言っていた
松本_能力 ロケットランチャー
ボールは藤田の前に行き藤田に続いて山本が走って行った
「スピード」藤田が言うと走るスピードが上がって行った
少しでも止めようと藤田の前に二組が来た。
山本が「伏せろ!」と言い藤田がすぐに伏せると
山本が「メタルストームゥ!」
と言い右手をピストルの形にすると
山本の周りに黒い箱が数個出現した
その箱は小型の砲身が何層も積み重なり重厚感のある見た目をしたメタルストームだ。
ギュオォと音がして山本が人差し指を閉じた瞬間
ジャララララララララッ!とけたたましい音が出て、弾が飛んでいった。
弾は閃光が向かっていくように光るものが高速で相手に飛んでいった
相手はその弾幕をモロにくらい「痛あ!」と言うものや弾幕で吹っ飛んで行くもの、中には山本の声に反応して同じように伏せて避けたものもいた
山本がそれに気づいたのかメタルストームが少し下に向き伏せていた敵も吹き飛ばされた
もちろん血も肉片も飛ばない
長谷川の能力、ルールがあるからだ
10秒ほど撃ってから撃つのをやめると、まるで世界が止まったかのように静かに感じた
今はメタルストームが排熱をするシュウゥゥンという音だけが小さく聞こえた
それだけメタルストームは爆音であった
止まったのを確認すると藤田は走り出した
青木が地面から出てきて藤田と並走した
藤田が滑り体勢を崩すと寒気がして周りが凍っていた
「幻覚じゃねえよな?」藤田が聞く
「だったらさっき滑ったのは気のせいか?」
奥から二組のやつが1人出てきた
凍った地面の上を滑らずまっすぐ歩いてきた
「お前の能力かこの氷は!」
「わかりきってるだろ
仲間が来るまで時間稼ぎさせてもらうぞ」
相手が右手を握った瞬間空気は更に冷え込んだ
青木は一瞬寒そうな顔をしたがすぐに戻った
青木からあったかい風が吹いてるを知った藤田は青木の後ろに行った
気温はどんどん下がり少しだが雪も降っていた
「あー寒! 相性悪!」大きい声で藤田が言う
「ボールをパスしたら止めるけどな」
「めんどくせえ!」藤田が青木の背中を叩き走り出した
「レイン」と寒くした能力者が言うと、つららがたくさん出現して藤田、青木の体や顔に飛んでいった
藤田に当たったと思いきやつららは藤田の体をすり抜けて地面にぶつかった
「?!」一方青木の方はつららが刺さったが同じように貫通した、違うのは貫通したつららがカーブを描いて相手の方に飛んでいったことだ
能力者は飛んできたつららを対処して気を取られてる隙に藤田に触れられた
「ユーズ」藤田がそう言っても見た目に変化はない、藤田がボールを蹴って前に進んだ
「待て!」能力者が手を前に出して違和感に気づいた
能力が出ないことに
「まだ30秒ぐらいしか経ってないはずだ!
何しやがった!」
藤田が止まりくるりと振り返った
「簡単なことだよね! 俺はお前が行動できないようにバグらせた」
振り返りボールを蹴った
ボールは青木に飛んでいき青木の体に触れた
「そして俺がこのボールをゴールさせる」
体から出てきたボールはまるで重力なんてないようにふわふわとゴールに入った
カーブを描いてだ、ありえないと思うかもしれないないだろうだが青木ならできる
青木_能力 特異点 現実の常識を覆せる
そして藤田は「バグらせた」と言った別に比喩じゃない
藤田_能力 グリッジ バグらせることができる
阿部や中村、高橋で霞むがこの2人も十分にイレギュラーである
阿部_重力 中村_時 高橋_ゼロポイントフィールド
「おっ遅いぞ、交代だ!」
松本が言う
「すまない!トイレへ行っていた」
数十分前に聞いた声がした
長谷川だ
「遅えぞチーター」「そうだそうだ」阿部や藤田が野次を入れた
「なっ!だれがチーターだ正統法をゴリ押ししてるだけだ」
((人はそれを脳筋もしくはチーターと言うんだよなー))
「遅かったね私たちが先に来ちゃったじゃないか」
ジュバルク大統領が言う
ジュバルク大統領_能力不明 ドイツ大統領
「そうだね〜君の力を早く見せてよー」張大統領も煽るように言う
張大統領_能力不明 台湾大統領
今更だが張大統領やジュバルク大統領がなにを言ってるか分かるのは側近の能力で言語の壁をどかしたからだ
ただし張大統領はしゃべれるところは日本語を喋っている
「なつ! 宣言する!私が指を鳴らせば少しの間敵が動けなくなる」
長谷川_能力 ルール
早速指パッチンをして敵チームが固まった
「行くぞおぉ!」山口が声を出して
「おぉー!」と突っ込んでいった
「なるほど、場のルールを変えるのではなくて、自身だけのルールか」
ジュバルク大統領は感心した
「えー、場のルール変えたほうがいいんじゃない?」
張大統領が困惑した
「全体のルールを変えるとつまらなくなる、例えば〝二組はボールに触れれない〟や〝ゴールに入れることはできない〟とした場合どうなる?」
張大統領は少し考えた
「うーん、つまらない試合 になるよねー」
「そこだ」ジュバルク大統領は指を刺す
「相手がなにもできない場合勝てはするが、その勝利はただ時間を削って得ただけ、それに彼女にとってもそれは嫌だろうしね」
「なるほどねー」
張大統領が感心していると
コートでドォンと大きな銃声数発がした
「えっ?」
銃声共に二組の人が数人吹っ飛んで
銃声があったところでは一人立っていた
右手に大きなライフルを一丁
左手にはマガジンを持っている
ポケットからは大きな弾丸やそれを入れるマガジンが見えていた
男の名は森 能力は見て分かる通り
対物ライフルだ
「スナイパーが時間は稼ぐ……点は任せた」
森は大人しく少し口数は少ないが、山口(軍曹)曰く頼れる男だ
「頼んだぞ森!」
山口が言う
森の前では二組の人たちが走ってきたり
能力を飛ばしてきたりしていた
それらを見てゆっくり息を吐いた
コクンと頷き「…了解」と言い
「ロット…」独り言のように呟き
左手から対物ライフルを数丁だした
対物ライフルを出してすぐ森は真上に何か大きな塊を投げた
ライフルは地面に落ちは二組の方を向いた
全力で走っている二組は急に止まれるはずもなく
近づいて行った
森が持っているライフルで撃った瞬間
地面にあったライフルも撃たれた
ドンドンドォンと音を立てて金属の板も抉り取る弾が発射されて
数人が足止めを喰らったが
能力で飛んだり端っこから来た人はそのまま森って行った
森まで後数メートルまで能力が飛んできたり、人が飛び込んできたところで
ちょうど二組の真上に先ほど投げた塊が落ちてきた
森は右手を突き出してピストルの形にして
「…ファイア…」と言った
直後塊はバラバラになり
数個のライフルになった
ライフルは浮きながら目の前の二組に向かって撃たれた
ドンっと一回の銃声ではなく
ドンドドドドドドォンと何回も銃声は鳴った
それもそのはず、上から落ちてきたのは森が投げたのはライフル数丁からなる金属の塊だったからだ
銃声と共に二組の人は吹っ飛んだりしたが
当然長谷川の能力で死傷者はいない
いたとしても銃弾で吹っ飛んで足を挫いたぐらいだ
森が発砲したのと同時に阿部達がゴールを決めていた
「ナイスだ!森!」
と山口が大声で言うと
右手を突き上げ、グットの形にして言った
「当然…スナイパーはミスらない」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます