第7話 剣ペロ講習会

「はーい、盗賊やガラの悪い剣士さん達の剣ペロ講習会始めますよー」


「「「よろしくお願いしまーす」」」



「はい、じゃー基本の顔から。いかにもな悪人フェイスを心掛けましょう」

「はーい。ケッケケケケ。こんな感じっすかね」

「うん、良いですねー。いかにもマブい女をぶち犯しそうな下劣顔ですねー」

「ありがとうございやす」


「で、次はいかにも外道なセリフを吐きましょう。各自良い感じのを考えてみて下さーい」

「へーい。おうおう、ここを誰のシマだと思ってやがる。このナイフの錆にしてやんよ」

「良いですねー。如何にもな三下チンピラ台詞ですねー」

「どうもー。幼少期からそういう頭の悪い漫画やドラマ大好きなんで」



「んで、お次はいよいよお待ちかねの剣ペロでーす。刃で舌を切ったらかっこ悪いので気を付けましょう」

「はーい」


「じゃあお手本見せますよー。こんな感じです」(ペローリ)


「おー、さすがコーチ。年季の入った剣ペロっぷりですね」

「うん、僕剣ペロ検定1級で国内の剣ペロアワードも受賞した事あるからね」

「すごいっすねー。俺もいつかはそこまで目指したいです」

「うん、君もいかにもな世紀末モヒカンで素質あるだろうし、真面目に頑張ればきっと出来るよ」

「押忍、頑張りやす!」



「で、ネタ枠としては毒塗ってあえて舐めて自爆するのもアリですが、死んだらアホ過ぎるので加減に気を付けましょう」

「へーい」

「まあダーウィン賞狙ってるとかならアリかもだけど、そこは自己責任でね」

「あー、俺も大したスキル無いけど歴史に名を残したいんで、悔いが無くなったらやるかもですね」

「まあ、好きなようにしてね」


「はい、じゃあ今日はここまで。皆帰ったら自主練してね。ようつべにお手本動画もあるから見てね」

「はーい」



「じゃあ次回講習は、強敵に強烈な攻撃を加えて『やったか!?』っていうお約束フラグの立て方ねー」

「はーい、楽しみです」

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