ショートショート集
kromin
第1話 村を焼かれたのでマシュマロ焼いた
「あーもうほんと、僕の親クソすぎ」
「毎日毎晩こき使って悪趣味な事して、少ない稼ぎ巻き上げて全部酒と女につぎ込んで。お陰で僕、狩猟しないと食べていけないじゃん」
「まあ僕弓の腕には自信あるし、狩りは好きだからいいんだけど。それにしてもあいつらいつか絶対ぶっ殺す」
「…とか何とか言ってたら、戻ってきたら村焼かれてるし。まあクソ一家黙認放置しとくような村焼かれてもどうでもいいけどー」
「あーやったー親も焼かれてる。盗賊団ありがとー」
「じゃー折角だし、親が絶対食べさせてくれないマシュマロ焼いて食べちゃお―っと」
「おー焼けた焼けた美味しそう。いただきまーす。んー美味しい!」
「…ってめっちゃお腹痛くなったし吐き気してきた。無理吐く。おろろろろ」
そんな訳で焼け跡となった村で盛大に食中毒を起こし生死の境をさ迷い、どうにか数日後に持ち直した僕は腐ったマシュマロを出したマシュマロ会社を滅ぼす事を決意した。
当然ほぼ無一文だったが弓には自信があったので、その都度各地でクエストを受けたり賞金首を狩ったり狩りで捕った獲物を売ったりして日銭を稼ぎ旅を続けた。
「そんなこんなで一年くらいして憎っくきマシュマロ会社の本社まで辿り着いたけど、何か入り口が騒がしいな」
「えー、マシュマロ工場や会社が倒産して社長一家が首吊ってた?そんなー」
「えー。もう僕生きる目的無くしちゃったんだけど。どうしよ」
まあ死ぬのも嫌なので今までと同じような事をしてずるずる暮らしたが、数年後村を焼いた盗賊団の首領と出会い意気投合し、酒場でたまに飲むようになってわりと人生楽しくなった。
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