夜空に誘われて

この世に産まれてからどれくらい過ぎただろう。思い出せる1番古い記憶の自分は何歳でどんな顔でどんな場所にいる姿だろう。どんな気持ちだっただろう。姿形はすっかり大きくなった全身、あの小さな幼い日々を生き抜いてきた自分の心を内包している肉体。小さな悲鳴をあげたくなる。たくさん、たくさんの出来事がわたしの脳に刻まれている。それは幸せな記憶たち。たまに人生の全てが重くて気が狂いそうな眩暈がする。水に沈んで揺蕩って溶けて消えてしまいたいような重力を苦痛に感じる苦しみ。歳を重ねるごとにそれらは和らいで中和して馴染んで穏やかに丸くなるのかな。天に伸ばした手を天使が掴む夢

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