処刑機関の凡人(新)
剣崎 雷太
第1話 凡人と天才
「ちょっと死んでくれない?」
そう言葉をこぼす美男子の前には至って普通の学生服を着た男がいた、美男子はその男に向かって銃を突きつけるのであった。
ーーーー
天才とは天才である、そのような言葉を聞いたことがあるような気がした、勿論僕は天才であるよという言葉も聞こえた気がした、そんな感じの映像がある青年の前に流れている
「下らん」
青年はその映像を消した直ぐにカップの中身を飲み干す、青年はカップをテーブルに置くとすぐに手元にある文庫分を読みだした、時刻はまだ八時で青年は家を出るにはまだ早いと感じた、そう、今青年はテーブルにあるコーヒーを飲みながらテレビを見ていた、しかもその服装は学ランであり、彼の生徒手帳と思わしき物もテーブルに放置されていた、青年は寝ぐせのような髪型になってるが気にしなかった
「天才なんて、他人との差を理解してない人外だろ」
暴論を吐き捨てる青年は本を読む手を止めなかった、しかし
「あん?」
青年のテーブルの一部が震えるような音を発する、青年が無造作に放置していたスマホからの音であり青年がそれを手に取ってすぐに内容を確認する
「今日の9時生徒会室か・・めんどくさい」
文庫分を放り投げて青年はスマホをしまい、生徒手帳をカバンにしまって直ぐに家を出る(カギはかけて)青年はしばらく走った後に大きな橋にたどり着く、青年の家から学校まではこの橋を渡らないといけない上にこの橋はかなり大きな川の上にある、災害が起こった場合は真っ先にこの橋から離れなければいけないほどの物であるが青年にとってはただの道でしかなかった
「今日は青空か・・・いい加減に見飽きたな」
青年は普通とは恐らく違うのだろう、彼に注目するべき点は表向きには存在しないが、彼の考えた他人とは大きく違っていた
「今が20分か、ちょこっと休むか」
彼が渡っている橋は日本最大と言われるほどの大きさであるため、その距離も自然と長くなっている、彼の年齢なら余裕であるが時間の余裕がある為か彼は備え付けのベンチで一呼吸入れる事にした。
「こんな所で休憩かい?」
ベンチで休んでいた青年に声をかけるのは春を感じさせる装いの女性であった、その女性は彼の黒い髪とは正反対に光を浴びてとても美しく反射する白い髪を三つ編みにして片方の肩に流し、薄い水色のロングスカートに合わせるのは白いカーディガンの羽織った物であった、見る人が見ればモデルや女優のように感じるかもしれないが
「あ、なんだ?お前か?またよくわからん恰好をしてるな」
この男はおしゃれのおの字も分からないほどの男である。彼と同い年の17歳の高校生はおしゃれに目覚めたり、そのような雑誌を手に取るが
「君は服も髪も適当なのか?」
「見ての通り!おしゃれなんて自身のないやつがすることだろ?」
「・・・なぜ君が暗殺者に殺されないのかが、不思議で仕方ない」
確かに彼女が同意するように彼は女性だけではなくおしゃれ専門の人達を馬鹿にするような発言をしているが、女性はなぜか彼の頭を撫でた
「君も大変なんだね、私は味方だよ」
「そりゃどうも、そろそろ行くわ」
女性の手を振りほどいて、青年は道を歩き続ける
「またな、教育者」
「ああ、凡人」
二人の間には奇妙な風が通り過ぎた
ーー
「あーあ、ついちゃった」
橋を通り過ぎた後に大きな坂を上ってすぐにある建物が見えてくる、その建物はかなりの大きさを誇り、地域で有名な学校であった
「小学から大学までのエスカレータ式の学校であるが、実際にはただの生徒確保の為だったか、自分の学校だが相も変わらず気に入らないな」
青年は生徒が出入りする所とは別の教師が使う所に向かった、一応補足するが彼は別に特別な生徒ではない、勿論表向きであるが
「国立桜学園(こくりつさくらがくえん)生徒数は千を超えているだけでなく、多くの企業がこの学園に融資している」
青年はある場所に着くまでそのような言葉をつづけた
「日本有数の学園の中でもこの学園は頭一つ抜けている、勿論例え中卒であろうとも大企業に着く事はできるし、将来は約束されている」
青年はある場所の前まで来ていた
「この学園は表向きにはエリート校であるが、その実態は処刑機関のメンバーを育成するための養成機関という事はお前とあと二人しか知らないな」
ドアを開けると一人の女性が何かを飲んでいた、匂いからして紅茶であると青年は理解した、青年は置かれているイスの一つに腰を掛けてあるバッジを胸に着ける、それには「桜学園 生徒会」と書かれていた
「朝から優雅に紅茶か?経営者」
経営者と呼ばれた女性はセーラー服を着ていて、夜のように黒い髪を背中の真ん中付近まで伸ばしていた、更には大和撫子を思わせる顔と発育の良い体をしていた
「ここでは生徒会長と呼べ、凡人」
「お前らと違うんだよ、今朝教育者にもあったぞ」
「ほう」
経営者はある資料を彼に渡すと紅茶を飲みながら、説明をする
「ああ?教育者に関する資料?」
「ああ、王からの命令だ」
「っは!耄碌ょっと死んでくれない?」
そう言葉をこぼす美男子の前には至って普通の学生服を着た男がいた、美男子はその男に向かって銃を突きつけるのであった。
ーーーー
天才とは天才である、そのような言葉を聞いたことがあるような気がした、勿論僕は天才であるよという言葉も聞こえた気がした、そんな感じの映像がある青年の前に流れている
「下らん」
青年はその映像を消した直ぐにカップの中身を飲み干す、青年はカップをテーブルに置くとすぐに手元にある文庫分を読みだした、時刻はまだ八時で青年は家を出るにはまだ早いと感じた、そう、今青年はテーブルにあるコーヒーを飲みながらテレビを見ていた、しかもその服装は学ランであり、彼の生徒手帳と思わしき物もテーブルに放置されていた、青年は寝ぐせのような髪型になってるが気にしなかった
「天才なんて、他人との差を理解してない人外だろ」
暴論を吐き捨てる青年は本を読む手を止めなかった、しかし
「あん?」
青年のテーブルの一部が震えるような音を発する、青年が無造作に放置していたスマホからの音であり青年がそれを手に取ってすぐに内容を確認する
「今日の9時生徒会室か・・めんどくさい」
文庫分を放り投げて青年はスマホをしまい、生徒手帳をカバンにしまって直ぐに家を出る(カギはかけて)青年はしばらく走った後に大きな橋にたどり着く、青年の家から学校まではこの橋を渡らないといけない上にこの橋はかなり大きな川の上にある、災害が起こった場合は真っ先にこの橋から離れなければいけないほどの物であるが青年にとってはただの道でしかなかった
「今日は青空か・・・いい加減に見飽きたな」
青年は普通とは恐らく違うのだろう、彼に注目するべき点は表向きには存在しないが、彼の考えた他人とは大きく違っていた
「今が20分か、ちょこっと休むか」
彼が渡っている橋は日本最大と言われるほどの大きさであるため、その距離も自然と長くなっている、彼の年齢なら余裕であるが時間の余裕がある為か彼は備え付けのベンチで一呼吸入れる事にした。
「こんな所で休憩かい?」
ベンチで休んでいた青年に声をかけるのは春を感じさせる装いの女性であった、その女性は彼の黒い髪とは正反対に光を浴びてとても美しく反射する白い髪を三つ編みにして片方の肩に流し、薄い水色のロングスカートに合わせるのは白いカーディガンの羽織った物であった、見る人が見ればモデルや女優のように感じるかもしれないが
「あ、なんだ?お前か?またよくわからん恰好をしてるな」
この男はおしゃれのおの字も分からないほどの男である。彼と同い年の17歳の高校生はおしゃれに目覚めたり、そのような雑誌を手に取るが
「君は服も髪も適当なのか?」
「見ての通り!おしゃれなんて自身のないやつがすることだろ?」
「・・・なぜ君が暗殺者に殺されないのかが、不思議で仕方ない」
確かに彼女が同意するように彼は女性だけではなくおしゃれ専門の人達を馬鹿にするような発言をしているが、女性はなぜか彼の頭を撫でた
「君も大変なんだね、私は味方だよ」
「そりゃどうも、そろそろ行くわ」
女性の手を振りほどいて、青年は道を歩き続ける
「またな、教育者」
「ああ、凡人」
二人の間には奇妙な風が通り過ぎた
ーー
「あーあ、ついちゃった」
橋を通り過ぎた後に大きな坂を上ってすぐにある建物が見えてくる、その建物はかなりの大きさを誇り、地域で有名な学校であった
「小学から大学までのエスカレータ式の学校であるが、実際にはただの生徒確保の為だったか、自分の学校だが相も変わらず気に入らないな」
青年は生徒が出入りする所とは別の教師が使う所に向かった、一応補足するが彼は別に特別な生徒ではない、勿論表向きであるが
「国立桜学園(こくりつさくらがくえん)生徒数は千を超えているだけでなく、多くの企業がこの学園に融資している」
青年はある場所に着くまでそのような言葉をつづけた
「日本有数の学園の中でもこの学園は頭一つ抜けている、勿論例え中卒であろうとも大企業に着く事はできるし、将来は約束されている」
青年はある場所の前まで来ていた
「この学園は表向きにはエリート校であるが、その実態は処刑機関のメンバーを育成するための養成機関という事はお前とあと二人しか知らないな」
ドアを開けると一人の女性が何かを飲んでいた、匂いからして紅茶であると青年は理解した、青年は置かれているイスの一つに腰を掛けてあるバッジを胸に着ける、それには「桜学園 生徒会」と書かれていた
「朝から優雅に紅茶か?経営者」
経営者と呼ばれた女性はセーラー服を着ていて、夜のように黒い髪を背中の真ん中付近まで伸ばしていた、更には大和撫子を思わせる顔と発育の良い体をしていた
「ここでは生徒会長と呼べ、凡人」
「お前らと違うんだよ、今朝教育者にもあったぞ」
「ほう」
経営者はある資料を彼に渡すと紅茶を飲みながら、説明をする
「ああ?教育者に関する資料?」
「ああ、王からの命令だ」
「っは!耄碌じじいの命令だ?誰が聞くか」
「そう言うな、どうやら任務達成の報酬は一人500万らしいぞ」
「随分と豪勢だな、寿命が近いか?」
「いや、どうやら私達案件だ」
資料に書かれていた物に一番目を引いたのは
「処刑案件か・・つまり?」
「処刑機関が動くという事だ」
処刑機関・・・読んで字のごとく処刑することを善とする機関であり
「処刑するための組織か・・・なぁ凡人?」
「けっ!」
処刑機関という組織を更に細かく言うのなら、世界の罪と言える組織である。そもそもこのような組織ができた理由として「絶対の平和などない」という世界の重役とトップの考えから出た物である、自分たちが手を取り合おうとそれを良しとしない人達も当然出てくる、そうした者達は一般人も巻き込み平気で命を刈り取ってしまう、そうした人たちを対象に世界の平和を陰で支える組織・・それこそが処刑機関である。
「君の役ならちゃんと仕事をやれよ?凡人」
「うるせぇ!経営者!てかなんで俺達なんだよ!」
「さあな」
経営者と呼ばれた女性・・この学園の生徒会長は処刑機関の役の一人であり、更に凡人と呼ばれた青年もまたその組織の一員であった処刑機関の13人の役の一人経営者と凡人であった。
「君は本当に荒れてるな」
「当たり前だろ?処刑機関は世界各国から集まった天才や秀才、実績があるやつらが集められてる」
「私はそうでもないぞ?」
「金融機関の長であり、世界経済を自由にできる奴が何言ってんだ?それに引き換え俺はただの凡人だよ」
やれやれと経営者は首を振った・・そう、処刑機関はその形式上の都合で所属できるのは一握りのエリートと呼ばれる者達でしか所属できないが、万が一の可能性として組織全体が世界全体に対して牙をむいた場合の被害は想像ができない程であるので、世界のトップたちはその組織にあえて弱点を作り出したのである。
それがこの青年・・凡人である、彼は多くのエリートの中に放り込まれた、一般人であった
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