青に接吻けるへの応援コメント
>柔らかな人肌に海がある。何億年もまえの古い海が。
この一文が、あまりにも美しすぎて、そして慈しみに溢れていて、感動しました……そこに続く「こんなに素敵なことってあるだろうか」を読んだときに、つゆりのあさぎへの愛の深さを、より一層実感しました。そして、退廃への道をゆるゆるとたどっていく姿に、客観的な悲哀以上の充足感を覚えるほどに、臨場感もすごいです!
その後の、故郷での「あさぎの恋人」発言には、思わず「えっ!」と声が漏れました。それから、後半の告解シーンでも。彼の想いの美しさに、ハッとさせられました。つゆりが「最後にもう一度嫉妬」した気持ちにも、すっと共感できる鮮やかさ、本当にお見事だなぁと感嘆しました。
葬列のシーンも、なんて美しい眺めなのだろうと心が震えました。改めまして、短編賞と読み切りコミカライズ賞の受賞、おめでとうございます!
読む喜びを存分に味わわせてくれる短編で、拝読できてよかったです!
作者からの返信
一初ゆずこさま
お読みいただきましてありがとうございます。そればかりか、こんなに素敵な感想をいただき、感激いたしております。
思いかえせば、電撃の最終候補に残ったのも"青き死の物語"で、私はどうにも"青い死"に縁があるようです。どちらも死を取り扱いながら、終わりのものがたりではなく、そこから始まり続いていく物語です。魚たちの葬列を、美しい眺めと仰っていただき、ほんとうに嬉しいです。死は悲しい。だからこそ、美しいもの、永遠を信じられるものであってほしいと常々考えております。
素晴らしいレビューもいただき、心より感謝いたします。
そしてコミカライズ。どのような漫画になるのか、私も楽しみにいたしております。
コミカライズ化された時は是非とも絵になった「あさぎ」や「つゆり」に逢いにきてください。
青に接吻けるへの応援コメント
世界でいちばん透き通った『あい』の物語をみました。
『愛』の物語で、
『藍』の物語で、
『哀』の物語でした。
『あさぎ』というひとりの女性を愛した。
きっと、事実だけをひとことでまとめてしまえば、そんな情緒の欠片もない、淡々とした『文章』になってしまう。
けれども、語彙の選び方、美しさ、果敢なさ、そして、哀しさ。
吾輩の身体にある詞では、一割も言い表せないようなものをみました。
読んだ。というより、
みた。でした。
物語の世界の情景が。感情が。幻想が。
眼の前の日常の景色を波紋ひとつで消しました。そこには、どんな詞でもすべてを表せない、いや、すべてを表してはならないような、曖昧かつ透明な光景が、広がっていました。
今まで夢見里 龍先生様の作品は、二作読ませて頂きましたが、コメントをほとんど残せませんでした。
ただ、今日は、残さねば、この想いが燃え尽きてしまう気がして。
コメント失礼しました。
作者からの返信
月兎アリス様
素敵なコメントとレビューを賜りまして御礼申しあげます。
世界でいちばん透き通ったあいの物語なんて嬉しすぎます…
私は視覚に訴えかける小説が好きです。読むのも、書くのも。
小説というのは所詮文字の羅列。でも文章には人の五感に訴えかけるちからがあると思っています。そこにはない風景をみせ、そこにはない声を聴かせることができる。それが小説の力だと。
熱の燃えたつ素敵なコメント、ありがとうございました。
青に接吻けるへの応援コメント
あさぎ色。淡いけれども奥底まで見通せないような色。
主人公の心の在り方が、読み進めていくうちにどんどん色濃くなっていくのを感じました。
あさぎがどうしたかったのかはもちろん大事なことだけど、主人公がどうしたかったのか、次第に強く現れる気持ちが哀しくも清々しい。
最初は水みたいに透明な青が積み重なって底が見通せないあさぎ色に染まる10,000文字を堪能させていただきました。
もっと文字数読みたくなるお話です。方言が穏やかだけど力強さも感じられて、またいい!
作者からの返信
鳥辺野九さま
お読みいただきましてありがとうございます。
私は青という御色が好きで、青を題材とした小説を書き続けてきましたが、仰るとおりこちらの小説の青のメインは「浅葱いろ」でした。浅葱いろはどちらかという緑に近いのですが、中国においては碧血の色とも考えられていました。
青を堪能していただきまして心より御礼申しあげます。(方言は書いていて非常に楽しかったです。方言女子とか方言男子ばかりが登場する小説もいつか書きたいですね!)
青に接吻けるへの応援コメント
始めまして、水守と申します。Xのツイート(ポスト)から飛んで拝読させて頂きました。
私に鱗はありませんが(あったら神秘的で素敵なのですが)あさぎさんの故郷の県の者です。
美しく哀しく、そして最後に微かな希望が見える作品。あさぎさんを湖に還すシーンは、うちの県で有名な川の『青』が頭に浮かびました。
文章の美しさもさることながら、ストーリーや構成力の見事さ、等々、しっかり勉強させて頂きました。
偶然とは言え私が生まれ育った県を、このように素晴らしい作品の舞台にして下さったことがとても嬉しくて、思わずコメントを書いてしまいました。
(駄文、大変失礼致しましたm(_ _)m)
作者からの返信
水守風火さま
わざわざポストからご訪問くださったとのこと、それだけでも嬉しいのに、素敵なご感想をたまわりましてありがとうございます。
まあ、あさぎの故郷の……それはそれはなんて嬉しいご縁でしょうか。風景や水のイメージ、特に方言はとても素敵な良き言葉の響きなので大切に扱わせていただいたのですが、やはり地元の御方からしたら違和感がおありかとおもいます。ご寛容にお読みいただき有難いです。
よきご縁を、ありがとうございました。
水守さまのご多幸をお祈りいたしております。私もいつか、そちらに旅行などしてみたいものです。
青に接吻けるへの応援コメント
物語に氾濫する「青」のイメージがとても印象的な作品でした。
湖のように澄んだ美しさと、澱のように溜まった感情の生々しさが相交わっている世界観に魅了されます。
言葉の海に溺れるような息苦しさの中に、それでも最後に一抹の希望を感じるような、とても大切で愛おしい読書体験でした。
素敵な物語をありがとうございます!
作者からの返信
春乃ヨイさま
読んでいただいただけでも嬉しいのに、素敵なご感想までたまわりまして御礼申しあげます。
言葉の海と例えていただけて非常に嬉しいです。ヴァージニア・ウルフの言葉を読んだときから、わたしのなかで言葉は沸きだすものでしたたるものであふれるものです。
ほんとうにありがとうございました。
青に接吻けるへの応援コメント
遅ればせながら拝読しました。
各々の場面でいくつも現れる様々な青の、さまざまな様相に圧倒されました。どの青も美しく、それゆえに、最上位に位置するあさぎの「青」が際立って美しく映るように構成されているのだな……と感じました。
幻想的で美麗な世界を存分に堪能させていただきました。ありがとうございました。
作者からの返信
五色ひいらぎさま
お読みいただきまして、ありがとうございます。
なんて嬉しいご感想でしょうか。
色のない活字からどれだけ青を感じていただけるかという挑戦でもあったのですが、五色さまからそのようなお言葉をたまわれるのでしたら頑張ったかいがありました。
青はわたしがいちばん好きな御色です。これからも書き続けていく御色でもあるとおもっております。
お読みいただき、ほんとうに感謝の想いがつきません。
青に接吻けるへの応援コメント
>愛するものに愛しているというために、生まれてきた水を捨てた
いいですね。思わずため息が出ました。
清らかな物語でした。
どこまでも青かった。
死者殺しのメメントモリアでも死を青として描いておられましたが、夢見里さんの中で確定された真実なのですね。
蛇足的な感想(憶測)にはなってしまいますが、つゆりさんは、これからは死に迷うこともないから、きっとしっかり生きて死ねるのだろうなと思いました。
作者からの返信
詩一さま
嬉しい!ありがとうございます!!
詩一さまにため息をついていただけるなんて!
青は私のなかで永遠に死の御色です。なればこそ、生の御色でもあります。もともとそうした認識がありましたが谷川俊太郎氏の《青は遠いいろ》を読んでからよけいにその認識が確立しました。
仰るとおりですね。死んでいくところ、死んで逢えるひとがきまっているということはそれだけ強く生きられるということだと私もおもいます。
もっといえば、私は長編でも短編でも死後も一緒にいたいひとを見つけるまでの旅、というのを創作の基盤にしています。人生の意味とはそこにあるのではないかと。
ついつい長話をしてしまいました。お恥ずかしい。
編集済
青に接吻けるへの応援コメント
骨壺のなかで魚が跳ねた。
出だしの言葉から、気になって、一気に読ませていただきました。読むにつれて、謎が解き明かされ、短い短編ながら、この世界観に惹き込まれました。
青。空と海。太古と現在。絡み合う生と死。嫉妬や切なさを、これほどにも美しく描かれ、読後感のなんとも言えない感情に浸っています。とても美しい作品を読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
甘月鈴音さま
お読みいただき、素敵な感想までたまわりまして感激いたしております。
ふたつの対比するものを描写するのが好きで、特に生死は私の不変的な命題となっています。
冒頭の一文はたくさん考えて書きだした言葉だったのでお褒めに預かり光栄です。心より御礼申しあげます。
青に接吻けるへの応援コメント
色が伝わって来る美しい小説でした。
人は言葉を手に入れるために地上に出てきたという考え方、とても良かったです。
こうやって物語をなぞり、言葉を交わせるのも、青から飛び出した結果なのだと思うと、言葉というものをもっと大切にしないとなと思います。
ありがとうございました。
作者からの返信
千秋亭楽市さま
返信が大変後れまして、失礼いたしました。
なんて嬉しい御言葉でしょうか。「青」というテーマをいただいて、私なりに考えながら表現した小説です。陸にあがり言葉を得たからこそ、こうして小説を書き、読むこともできる――ほんとうに仰るとおりですね。私たちの祖先に感謝しなければ(*^^*)
素敵なご感想に御礼申しあげます。
青に接吻けるへの応援コメント
魚は言葉をほしがったのだと言いながら最期には湖へ還っていくあさぎの姿に、無常のような、反対に言葉はなくとも通じるよというエールのような、不思議な感慨をえました。
遠い青、割れる青、青い青。こちらまで溺れそうな美しい青の連鎖がたいへん心地よかったです!
作者からの返信
ナナシマイさま
お読みいただきましてありがとうございます。
ともに"言葉"をわかちあったからこそ、最後にあさぎが投げかけた"言葉"を受け取ることができたのだとおもっています。それでも最後は言葉のないところに還る。いつか、つゆりも魚になってあの青のなかに還るのだろうか、なんて考えながら私も筆を進めていました。
素敵な感想、ありがとうございます。とても嬉しかったです。
青に接吻けるへの応援コメント
「青」の印象的な美しくて幻想的なお話ですね。
「黄昏が褪せたあと、にわかに群れだち、打ち寄せる宵やみという浪の色だ」
冒頭のこの文章からもう心惹かれました。
あさぎが美しい青い魚となって故郷の美しい湖に帰ることができたのは、彼女が好きなものに忠実に生きたからではないか、そんな気がしました。
作者からの返信
松宮かさねさま
お読みいただきましてありがとうございました。
心暖まるご感想までちょうだいし、感激です。
その一文、何度も書いては「こうもっと違うんだ」と想像を膨らませて描写したものだったので、こうして御目にとめていただいて大変嬉しいです。
仰るとおりですね。「好き」を追い掛け「好き」を表現し続けるのは難しく、時に命を燃やすようなことですが、だからこそ彼女は死して美しい湖に還りつくことができたのだと私もおもいます。いつか「私」もそこにいって「彼女」と再会するのでしょうね(*^^*)
青に接吻けるへの応援コメント
とても素敵なお話でした⸜(●˙꒳˙●)⸝
幻想的かつ美しい。
青の魅力が引き出されていて素敵でした。
こちら近況ノートにもコラージュファンアートを記載してみました。
https://kakuyomu.jp/users/honran05/news/822139836369074936
作者からの返信
あさぎかなさま
お読みいただきましてありがとうございます。
さらには素敵なコラージュファンアートまで制作してくださり、感謝の想いがつきません。
あらためて御礼申しあげます。
時々眺めてはうっとりといたしております。
これからも素敵な小説を書き続けるよう、努力を続けて参ります。