第22話ロザ・イグネア・ヴァリスタ
ネム視点
みなさん、もう知っている人はいると思いますがネム・スリープです。
早速ですが、私の目の前で信じられないことが起こっています
「我と戦え!シキ・イチヅカ!」
敵の総大将が今目の前に現れていることです
・・・・どういうこと?
「へ?」
そりゃ、いくらギルマスでもそうなりますよね?!私だって人質を眠らせ、地下牢から上がった時点で固まりましたよ?!
「ご、ごめん、理解が追いつかないわ」
「俺もだ」
フラさんとリュカさんが同じ表情してたので、私だけおかしいわけじゃないと信じたい。
まずどこから説明すればいいのか。
このロザという魔人族のトップ――なのか怪しい赤髪の幼女。
普通にギルドの玄関から入ってきました。
扉を開けて、スッと。
襲撃? 蹂躙? 破壊?
何もなし。
「失礼する。我はロザ・イグネア・ヴァリスタ。シキ・イチヅカと戦いに来た」
みたいなノリで、受付に来たんですよ。
なんなら来訪者記録表に名前を書こうとしてたんですよ。
何しに来たんですか本当に?
一方、ロザ本人はというと――
「レヴもフォスもロティも倒された以上、我が出向くは当然。我がボスとしての責務だ」
と、妙に真面目に言い放つ。
いや、だからって敵本陣を放置して単身で首を差し出しに来る総大将って何なんですか。
戦略の教科書、読んだことあります?
「知らん、軍略すべて幹部らがやって来たからわからん」
ナチュラルにこころ読まれた?!
さらにロザは、ギルド内を見回して言った。
「ほう……これが『異世界ギルド』か。思ったより清潔感がある。休憩室はどこだ?あと宿泊場所も」
いや 休憩する気満々なのなんで?!
ギルマスがようやく口を開く。
「隣にあります・・・よ?一応宿や温泉も」
「おお~!長旅にはうってつけだの~!!」
そう、子供のように目を輝かせる。
年齢200歳だが・・・・
「えっと……ロザ・イグネア・ヴァリスタ。あなたは、何をしに来たんだ?」
ロザは胸に手を当て、堂々と答えた。
「決闘だ。シキ・イチヅカ。
――貴様、我が幹部三人を潰したのだろう?
ボスとして、けじめをつけねばならん」
いや自爆したフォス・メディックも含めるの!?
あれは自滅ですよ!?ロティ・アロイドは裏切っているしちゃんと戦ったのレヴ・アルノーだけですよ。貴方の所は!?
「決闘は明日だ!今日はここに泊まる!!」
へ?一応ここ貴女にとって敵の本拠地ですよ?!
「どうするのよ、シキ」ヒソヒソ
「どこも破壊してないし、いいんじゃないかな」ヒソヒソ
すでにロザは眠そうです
*
いや、子供か!魔人族族長家系でも200歳は成人済みだよ!
*長生きすると言われている魔人族の族長家系の200歳は人間での20歳だよ
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