第7話零落の領地ストレイランズ
足を踏み入れ、とりあえず町に向かった
町到着
あちこちが劣化していて今にも崩れそうな建物が数多く存在している
道行く住民は僕の姿を見るや咄嗟に身を隠す。人々の目にも活力はなく、全てを諦めている
「もし、そこの方。もしかしてこの地に送られた者でしょうか?」
振り返るとそこには老人の姿があった
「ええ、追放されました」
特に隠す理由もないため正直に答えると
「そうか、それは災難でしたな。その町の説明をするために着いてきて貰いたい」
そうして、僕は当てもないため着いていった
「儂の名はノマン、この町に長く住んでいる者じゃ」
ノマンと名乗る爺さんは続ける
「ここはストレイランズ。かつては人間と魔物、果てはエルフやドワーフなどの他種族との交易の要衝として賑わっておった、が・・・今ではご覧の通り、朽ち果てた町となったのじゃ」
ノマンは深いため息をつき、道端で潰れかけた屋台を指さす。
「魔王軍の襲撃に何度も遭い、国からも見捨てられ・・・残ったのは年寄りと訳ありの者ばかり。冒険者もおらん。屈曲な者はたまに襲撃に来る盗賊だけじゃ」
僕は思わず言葉を失った。
──だが。
「じゃが、困ったことがあるのう」
「え?」
「酒場の酒が薄すぎて酔えんのじゃ」
「いや、そこですか!?」
ノマンは真剣な顔でうなずく。
「それが町の衰退の最大の原因じゃ」
「絶対違うと思います!」
「何を言っておる!辛い現実を少しでも忘れるためにも酒は必須なんじゃ!」
「なんか、スンマセン・・・・」
なんか生々しい・・・・
「まあ、紹介できるところなんて何もない。強いて言うなら酒場くらいじゃ。せいぜい生きていればそれでよい。じゃが、西の建物。冒険者ギルドの廃墟には近づかんほうが良い。そこはいわく付きの物件、呪われるぞ」
「呪われる?」
僕は不思議に思った
「これは噂ほどしかないのじゃが、とある盗賊たちが財宝目当てでその建物に入った話だ」
曰く、散策の最中、噂とは裏腹に何も起きなかった。男たちは興醒めとばかりに建物をあとにした。しかし、数日後、男たちを乗せた馬車は崖から落ちた。それだけなら問題はなかった。よくあることだ。
だが、問題はその原因だ。馬車は新調したばかりのもので崖から離れた場所で走っていたが、原因不明の急速劣化で操作が急に効かなくなり、馬とつないでいたロープが切れ、そのまま崖下に転落。と言ったことが起こった
「とまあ、こんなもんじゃ。」
そう言ってノマンは去って行った
「よし、そのいわく付きの物件を探索するか!」
さっき、ノマンに近付くなと言われてなかったっけ。と思っているだろうが人は禁止されたものほど好奇心が出るものだ。僕も例外ではない
そうこうしている内にたどり着き中に入った
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