朱青半島物語(しゅせいはんとうものがたり)
Natal(ナタル)
第1話
昔、この国は1つだった。
だが、とある人物がこう言った。
「平和すぎて、つまらない。」と…。
その者は、ありとあらゆる場所に軍隊を配置し奇襲を仕掛けた。
そして国は分裂し始め、【四つの国】ができた。
それぞれ【朱の国、青の国、白の国、玄の国】と名を変えた。
やがて、国同士が合併し、
【朱青半島(しゅせいはんとう)】と
【玄白半島(げんはくはんとう)】となった。
この物語は、【朱青半島】の宮廷に住む
訳あり皇女の物語…。
豪華な髪飾りをつけ、煌びやかな漢服を着た女性が窓を見つめている。
「はぁ…。暇だなぁー。」
そう嘆いているのは、朱青半島の宮廷に住む皇女・凛花。
彼女は、生まれつき外に出ることが出来ない。
「…皇女様、そんなこと言ってないでお勉強なさってください。」
呆れながらも凛花に言っているのは、彼女の護衛でもあり教育係の朱香(しゅうか)。
クセ毛のある銀髪に、暖色系の漢服を着ている。
朱香の母と凛花の母は従姉妹関係でもある。
「朱香ー。いつも言ってるじゃない!凛花って呼んでって!」
凛花は、微笑みながら明るい口調で朱香に言った。
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