もう1度、女装ファッションモデルから始めてみない?2023～京都橘高校

第1話 「美月」として(4月12日)

「美月ちゃんってめっちゃ可愛いねんな笑」

ある夕方の京都駅の地下街のポルタにあるマックで、小学校からの友達の桐山明くんと高校から友達になった森下光一くんとホットカフェラテを飲みながら話していた時の事だった。

男子の時の名前は「光輝（こうき）」。

女装ファッションモデルを始めたのは小6の夏頃だった。

地元の女装ファッションモデルスタジオに初めて見学したのが切っ掛けで、そのモデルに興味を持ったのがその理由――。

いつかはNMB48やSTU48みたいな感じのアイドルの衣装を着たり、デザインができたらいいなと思ってた事があり、大阪駅の地下街にある特設ステージで参加した時はいつか続けてみたいなと思ってたけど、中学になったら忙しい時期もあるので3か月だけのモデルを経験した。

そして、高校生になってから再びファッションモデルを始める事になった。

「もう1度、女装ファッションモデルから始めない??」