同僚
腕時計を見て藤山は安堵した。「やっほー」と藤山はいった。
七時ちょうど。朝礼は地方のバスのように遅れがあるのが常だ。二分前に、藤山はついたことになる。
藤山はデスクに、メガネ姿の同僚の姿を見つけた。そして、今日の彼は、いつもとは違う臭い——天敵の臭いが混じっていることを鋭く察知した
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