第6話 海賊団への入団を推薦します。


 あとさあ……。

 覚えたての言葉とか、言わせたいなぁと思った言葉をキャラに言わせた時。


 ゼッテー思ったように動いてくれないよね。

 明後日の方向に走りだすよね。

 前にね、


「奴の発言には語弊がある」


 って言わせようとしたんよ、主人公に。

 カッコイイと思ってね。

 語弊とか言わせたら知的だなと思ってね。

 そしたらさ、


「奴の発言はどーでもいい! 五平餅食べたい!」


 とか言い出したのよ。

 キャラがだよ?


 え、おかしくね?

 なんで自分が生み出したキャラが勝手に五平餅食べたくなってんの?

 なんで自我を持って餅食いたい気持ちを発言してんの?


 黙って言うこと聞けっての。

 反逆の翼を翻すんじゃないよキャラが。


 あとブーメラン投げるキャラ登場させた時もさ、


「行っけえええ! 我が秘伝のブーメランんんんんんん(作者へ)」


 何でだよ。

 何で作者宛にブーメラン投じてんだよ。

 戻りなさいよブーメランだけに。


「ブーメランは戻らない! そのまま突き刺されええええええええ!(作者に)」


 ふざけてんじゃないよ。

 え、なに? そこまで書いてないよね?

 あの頃、今のセリフ書いてないよね?


 何であの頃のキャラが今になって蘇って作者に牙向けたの?

 おかしいだろ。


 もういいから。

 とんだ茶番だよ。


 ブーメラン戻って突き刺さって、どうぞ。

 ブーメランを投げていいのはブーメラン頭に突き刺さっても良い覚悟がある奴だけだよ。


 赤髪海賊団に入団して習いなさいよそれくらい。

 義務教育でしょうが。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る