第6話 お風呂とジャージ

 窓を見ると雨は止み。暗くなっていた。

 「おーい。マイマイ。お風呂入ってこいよ。着替えはいつものジャージ。下着は持って帰れよ」

 「マ〰︎イ。分かってるわ。心配しないで持って来てるから」

 おぉ。なんて用意周到なマイマイだ。

 「じゃあ皿洗ってるから」

 「マーイ」

 俺もその後、お風呂に入ろうかな。そしてマイマイがお風呂から上がって来た。

 「ジャージマイ。……どう?」

 そこにはジャージ姿のマイマイ。

 「次、お風呂いいか?」

 俺がお風呂に行こうとするとマイマイは立ち塞がる。

 「どした?」

 「見て」

 麻居は一回転する。

 「どう?デンデン」

 「いつものジャージだろ」

 「違うマイ!」

 ホッホホゥ。これは参った。一言添えねばお風呂に入れない。マイマイは俄然立ち塞がる。

 「綺麗だな。マイマイ」

 「マーイ。一言頂きマーイ!」

 マイマイは踊りながらリビングへ行く。少しホッとした。あぁ言う一面。ヒロインの一面も持っているのがマイマイである。そして俺はさっさとお風呂に入った。リビングに戻るとマイマイはテレビをつけて大爆笑していた。よく笑う所もこのマイマイの魅力だ。

 「マイマイ。そろそろ寝る時間だぞ」

 「そうね」

 と、俺たち二人はテーブルをしまい。布団を引っ張り出す。小さな部屋なのでいっぱいになる。

 「お休みマーイ」

 「お休み。マイマイ」

 

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