152. 恋する『ファイナルファンタジー』(5)XII・XIIRW・XIII三部作【ゲーム】

 『ファイナルファンタジーXI』はネトゲなので未プレイです。



◆『ファイナルファンタジーXII』


 無印のみプレイ。♂キャラにあまりピンと来ず(ごめんよ……)、いつの間にか♀パーティに落ち着いていました。みんなスタイル良すぎません? 心なしか『FF12』だけ妙にモデリング気合い入ってる気がします……。


 ガンビットを使ったバトルは独特で、初めこそ戸惑いましたが、慣れると快適でした。

 パンネロは弓&杖、兎さんは銃(ステ低すぎて選択肢ないのひどい)、王女様はずっとポン刀ぶん回してました。

 ちなヤズマットは数日がかりで倒しました。長げーよ!




◆『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング』


 ヴァン念願の主人公! パンネロもめでたく作品ヒロインに。例によって記憶がおぼろげなのですが、本編よりも王道ストーリーだった気がします。機種がDSということで、若年層にも訴求する作風だったはずです。




◆『ファイナルファンタジーXIII』


 またもやバトルシステムが一新されて、順応するまで一苦労でした。一度慣れてしまえば爽快になるのもまた同様です。


 【語りすぎない描写】がFFシリーズの特色だと『FF8』の時に書きましたが、この『FF13』はキャラもシナリオも(極めつけはオートクリップでも)とにかく語りまくります。

 それでいて肝心な部分は想像任せだったり、時系列が混在していたりして、察しの悪い私には正直わかりにくかったです。


 なので若干置いてけぼり感がありましたが、エモいシーン目白押しで盛り上げようという気概は感じました。事前に設定を全部把握済みだったら、もっと物語に入り込めたのかもしれません。



 そんな中でも、一番感情移入できたキャラはヴァニラだったりします。私は逃げ癖があるので……(汗)。ファングとの関係に百合の波動を感じ取ったからという説もあります。


 一番憧れるキャラはスノウです。脳筋で空回りがちですが、逃げずに失敗と向き合おうとする姿勢は応援したくなりました。


 ホープからスノウへの復讐心は、突き詰めると逆恨みでしかないのですが、心情は察するに余りあるのでつらかったですね。ただ、この手の激重感情はBのL的に栄養価が高くて美(以下自重)。




◆『ファイナルファンタジーXIII-2』


 まさかの続編。何やかんやゲームとしては三部作中、一番楽しめた作品でした。並行世界を股にかけてのタイムパトロールはロマンがあります。

 まぁ、エンディングで「またかよぉ~!!」と頭を抱えることになるわけですが。


 個人的には、パラドクスエンディング(いわゆるifエンド)「ふたりの門出」がとても気に入っています。スノウがセラを連れてシヴァ(改造バイク)で飛び去る場面が、爽やかで希望に満ちていて感動的でした。


 うん……何かもう、このエンディングでシリーズ完結でも良くね? と今でも思っているのは内緒です(小声)。




◆『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』


 完結編。ここまで来たら意地でも大団円を目にしないと気が済まないので、その一心だけでクリア。ラスボス戦のBGMで「閃光」(1作目の戦闘曲)のモチーフが流れてきた時だけは、本気で感動しました。



 そして――FF13の三部作クリアとともに、私は力尽きます。使命感だけでプレイするのは本当に疲れるということを知りました。FFシリーズの記憶は、今後も「優しい思い出」として心の中で生き続けることでしょう。



(おわり)



 ……と言いたいところですが、『ファイナルファンタジータクティクス』などの外伝作品があったのを思い出したので、もう少しだけ続きます!

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