第25話 疑問とアソコが膨らんでしまう

 まだ終わらなくて、敵であった〈マサア国〉をこちら側に取り込む必要があるらしい。

 具体的には、〈マサア国〉の使徒と巫女を、俺の巫女にしてしまうってことだ。


 巫女はともかく、使徒が巫女となるのか、疑問とアソコが膨らんでしまう。


 試してみるしかないと、グルグル巻きの二人を運んで、〈マサア国〉の神殿に行く事になった、はぁー、また〈多角回廊〉を歩かされるのか、結構な距離なんだぞ。


 〈マサア国〉の神殿はパッと見たところ、〈イヨセカ国〉の神殿とほとんど変わりはない、神像が西洋人的な顔になっているだけだ。

 分岐点まで進んでいるから、小部屋もちゃんと存在していた。


 「私達をどうするつもりなんだ」


 「〈ミミちゃん〉と〈ハッチ〉を、俺の巫女にしろと言われているんだ」


 「くっ、私は貴様に敗れたから、あまんじて屈辱は受けよう。 だが、〈ハハカ〉は許してやって欲しい」


 カッコ良く真剣勝負をやったように言っているけど、押されて倒れただけじゃん、あんなの戦闘でも何でもない。


 「あぁ、〈ミミハイル〉様だけに、おぞましい試練を受けて頂く訳には参りません。僕の運命は〈ミミハイル〉様と同じです。 共に地獄へ行きましょう」


 「えぇー、地獄は言い過ぎなんじゃないの」


 「くっ、男に触られるのは、地獄よりも辛い。 ただし、破れた我が国の人民を、無下には扱わないと約束してくれたのなら、この身をお主という悪魔に差し出そう」


 「僕の体をどうされても良いです。 〈ミミハイル〉様と人民にどうかお慈悲を、悪党であっても情けをかけてください」


 俺は悪魔か悪党なんだろうか、自分では違うと思う、どっちかと言えばナイスガイじゃないかな。


 「分かった。 〈マサア国〉の人民には、最大限の配慮を約束するから、心配するな」


 長がどうするかは聞いていないが、この場はこう言っておこう、神へ捧げたり奴隷にはしないだろう、たぶん。


 俺は早く終わらせたかったので、まず〈ハッチ〉のローブを脱がして、裸に剥いてあげた、〈アッコ〉の踊りを見て、二回やって、戦闘をこなして、神に捧げたので、かなりお疲れだったんだ。


 ん-、戦闘はやってないな、〈ハッチ〉にセクハラをしただけか。

 まあ、いっか、セクハラの続きをするんだもん。


〈ミミちゃん〉は暴れると良くないので、縛ったままだ、ついでに猿ぐつわもかましておいた、何か言われると集中出来ないんだ、特に技術面の批判はトラウマになってしまう。


 「うぅ、唇を舐めないでよ。 胸を摘ままないで。 そんなところ触らないで。 あぁー、〈ミミハイル〉様、僕を助けてください」


 〈ハッチ〉の声は何度聞いても、高くて可愛い声だ、興奮してしまうな。

 声を聞いていようか、キスをしようか、迷ってしまう。


 交互にしながら、〈ハッチ〉を俺は抱いてしまった、案外すんなり入ったよ。

 身長は低いけど、あそこは21歳だったんだ、嘘じゃ無かったらしい。 


 「ふぁ、〈ミミハイル〉様以外に抱かれたら、死のうと思っていましたが、そうでも無いですね。 新しい使徒様、僕をよろしくお願いします」


 「良かったよ、〈ハッチ〉。 俺は〈よっしー〉って言う名前なんだ、よろしくね」


 「くっ、早く抱けば良いだろう。 私は決して屈しない。 胸へ秘めた誇りは、失うことなど有り得ん」


 その自慢の胸は、〈ミミちゃん〉が自分で言うだけのことはある、とんでも無く大きい、ビックサイズだ。

 〈ハッチ〉を揉んだ後では、差があり過ぎて驚いてしまう、ホルスタインとハムスターくらいの違いがある、ハムスターのおっぱいは知らんけど。


 「あれ、ひょっとして、もう感じているの〈ミミちゃん〉。 先が硬くなっているよ」


 「くっ、〈ミミちゃん〉と呼ぶな。 そして、感じてなどいない」


 「嘘だ。 ほれ、ほれ、ここは熱帯雨林だぞ」


 〈ミミちゃん〉のモジャモジャは、密で長い、濃くて金色だ、そして豪雨だ。


 「くっ、触らないでよ。 うぐぐ、口づけはしないで。 はぁん、もうダメだ。 いやぁー」


 〈ミミちゃん〉は大柄で全身鎧を着るだけあり、すごく力がある女性だ、それが暴れるのだから大変だ、頑張ってしがみ付かなければ弾かれそうになる。

 まるで、ロデオマシーンに乗っているようだ、ハイホー。


 だけど声は澄んだ優しげな音色だ、声と体が合っていない、不思議な気分になってしまう。

 俺は思う存分に〈ミミちゃん〉を蹂躙してしまった、体は丈夫そうだから、平気だよね。


 「激しいんだね、〈ミミちゃん〉は。 それも良い。 俺は〈よっしー〉だ、よろしくね」


 「くっ、〈よっしー〉様が良い人に見えてしまう。 嫌だったのに、男なのに胸がドキドキするんだよ。 私は変えられてしまったんだな」


 〈ミミちゃん〉と〈ハッちゃん〉が、俺の両側から抱き着いて、クスンクスンと泣いている。


 俺は二人の背中へ手を回して、おおっぱいとちっぱいを揉むしかない。

 それ以外俺に何が出来るんだ、二人は今日色んなものを失ったんだ、それはすごく悲しい事だろう。



 現世へ戻ったら、〈さっちん〉が今日も洗濯をしていた。


 「〈さっちん〉、嫌だけど仕事に行ってくるよ」


 「もお、〈よっしー〉は。 ポジティブにいこうよ。 それと、今日からカフェでアルバイトをするからね」


 「えっ、カフェでバイトをするの」

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