第23話 百合が最強みたい
ダランとした〈アッコ〉を、無理やり四つん
「きゃー、使徒様、お止めになって。 今は無理です」
潤滑が良くて、スムーズに、ズドズド、ズズズン、ズドズド、ズズズン、ズドーンだ。
〈アッコ〉がお尻を高く掲げ、頭を枕に埋めて、「ひぃー」「ひぃー」と叫んでいるけど、構うものか。
はぁー、スッキリしたぜ、気持ち良かった。
「はぁ、はぁ、連続はひどいです。 んんもぉ」
〈アッコ〉がヨロヨロと動こうとした先に、水差しがあった、激しい運動を立て続けにしたから、喉が渇いたんだろう。
代りに水差しをとってやり、口に含んで、〈アッコ〉に口移しで飲ませてあげた。
「ふぅー、ありがとうございます。 まさに甘露です。 美味しいですわ」
「どういたしまして」
〈アッコ〉は俺に抱きしめられながら、まだアマガエルように、ピクピクと震えている。
めくれ上がった上着から覗いて、小刻みに揺れている、おっぱいに手を伸ばそう。
そして揉んでみたい、まだ足りないんだ、殿様カエルは動くものに逆らえないんだ。
「パシッ」
えっ、〈アッコ〉に手を叩かれた。
「使徒様、もうダメです。 私は限界ですし、そんな時間もありません。 〈マサア国〉への侵攻作戦が始まるのです」
「えぇー、また侵攻するの」
「さぁ、早く行きましょう」
またもや、〈多角回廊〉の薄暗い道を進んでいる、先頭は約二百人の戦士集団だ。
その後に、長と俺と〈アッコ〉が続いている。
〈アッコ〉はまだ足がふらついているので、俺が支えてあげているが、ついでにおっぱいもモミモミしているぞ。
〈アッコ〉は呆れたような顔で俺を見ていたが、させたいようにさせてくれている、これは愛なんじゃないのかな。
あれ、〈多角回廊〉を進んでも、あの呪いの藁人形が出現しないな。
「どうして藁人形が出て来ないんだろう」
「ははっ、それは使徒様が呪いを遂げさせてあげたからです。 分岐点以降は、〈マサア国〉の戦士か、何か呪いの魔物が出てくるでしょう」
「そうなんだ。 だけど、何も出て来なかった良いのにな」
「ははっ、そんな甘い話はないでしょう。 敵国もバカじゃありません」
甘い期待を抱いていた俺だったが、そう上手くいくはずもなく、〈マサア国〉の戦士集団が〈多角回廊〉の反対側から現れやがった。
〈マサア国〉も分岐点までは攻略済みだったんだ。
「おりゃあー」
「どりゃあー」
双方から男達の怒号が発せられ、一触即発の緊張感が高まっていく。
「ちょっと聞くけど、友好的に解決するってないの」
「全くありませんね」
「ふん、〈マサア国〉に負けるはずなど、あり得ません」
ひゃあー、〈アッコ〉まで好戦的だよ、俺に跨って腰を振っていただけの事はある、あまり関係は無いか。
「張ります、〈守りの帳〉。 一回目」
一回目はいるのか。
「展開です、〈守護のカーテン〉」
おぉ、〈マサア国〉側も神秘術をかけてきたぞ、何となくだけど〈アッコ〉の術と同じような気がするな。
「くっ、あちらの使徒は女で百合です。 神秘術の回数に制限がありません。 この戦い厳しいものになります」
えっ、そうなの。
様々な情報が一度にもたされて、処理しきれないや、まず最初に敵の使徒を確認するべきだな、俺も使徒だからな。
おっ、銀色に鈍く光る全身鎧に身を包んでいるため、分からなかったんだな。
兜からはみ出ているのは、金色の毛だ、長い金髪じゃねえのか、そうだそうだ。
手はあくまでも白い、北方の欧州人系に近いんだろう、身長も俺と変わらないくらい高いな。
次に神秘術を放った巫女だけど、こちらはものすごく身長が低い、小学生くらいだ。
染めていない布をローブみたいに、被っている、巻きつけているって感じだ。
背が低いため、そうしないと引きづってしまうんだろう。
顔は小学生よりは大人で、中学生に見える、可愛い顔だけど幼い事に変わりはない。
フードから見える髪は、プラチナブロンドみたいな色だ、みたいならプラチナブロンドでもう良いんじゃないか。
んー、〈マサア国〉の使徒と巫女の関係はどうなっているのだろう、西洋人的大女と西洋人形的幼女が、ガチレズなんだろうか、気になってしょうがない。
戦闘状況は、双方の巫女との神秘術で、膠着状態となっている、帳とカーテンに阻まれて攻撃が出来ないんだ。
帳とカーテンは、機能も見た目も全く一緒のものだ、ややこしいから名称を統一して欲しいよ。
「ちぃ、術が切れました。 張ります、〈守りの帳〉。 二回目。 これが最後になります」
まさかとは思うけど、舌打ちは俺にしたんじゃないよな、俺は三回目に行こうとしていたじゃないか。
「使徒様、これはちょっとマズイ展開です。 〈マサア国〉の神秘術は、百合のため途切れそうにありません。 最前線へ赴き、使徒様の〈蠢く鱗〉で支えて頂くしかないですね」
えぇー、長の話では神秘術は百合が最強みたいだ、果てる事無くずっと出来るためなのか。
例え百合であっても、限界はあると思う、だけど俺には伺う事も出来ない領域だ。
それは良いとしても、最前線には行きたくない、死んだらどうするんだ、俺は嫌だよ。
「お気をつけて」
「行ってらっしゃい」
長と〈アッコ〉が同時に俺の背中をドンと押しやがったんだ、ドンピシャのタイミングだったな、長と〈アッコ〉は出来ているじゃないか、それほど息が合った行動だと思う。
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