第21話 漢字? ひらがな?

 ここは漢字を使うべきか。それともひらがなか。


 小説を書いていると、そういうことってありませんか?

 だいたいは『読みやすさ』に関わってくるので、それを重視している私としては結構な問題でもあります。

 と言っても、実例がないとわかりづらいですね。

 私が悩むところですと、


 『たち』『無い』『言う』『ほう』『とおり』『ころ』『何』『い』『とき』『あと


 辺りでしょうか。

 この中で『無い』は特に厄介ではないかと感じています。

 『ない』は物理的に『ない』場合と、否定の『ない』で混同してしまいやすいからです。

 否定の『ない』は『いない』を短縮したような形であることが多く、例えば『水が一滴も残ってない』という文だと『残っていない』の意味になるので、『残って無い』とは書けないわけですよ。けれど、『水がからっぽ=残りが無い』という意味で通じてしまうので『残って無い』と書いてしまいがちです。多分、プロが校正したら引っかかると思いますが、個人では気づきにくいと思います。

 他にも『ない』に『無』という漢字を使うかどうかを迷うケースが少なからずありますし、間違っていたら困るということで、私は基本ひらがなにしておこうと考えています。


 なるべくひらがなにしておいたほうがいいかなと思う――のですが、ひらがなが増えすぎると却って読みにくくなることもあって、本当に頭の痛い問題だと思ってます。

 それならそのときどきによって使い分ければいい、と言われそうですが、同じ作品内で同じ言葉の漢字表記とひらがな表記が混在するのはよくない(第四話で話しましたね)とされる風潮を考えると、どちらかに統一したいと思ったりして。

 でも、読みやすさ重視なら混在もやむなしかなと……。ううむ、悩む。




 ま、そんな小難しいことを考えずに、そのときの気分とかノリでいいんじゃないかな。なんて思ったりもするのです。

 悩み過ぎてどうでもよくなる典型例ですね(汗

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