第11話

次の日の朝、アキは日が昇る前に起きて支度を始めた





「アキ・・・」



「あ。ごめん起こした?」




「・・・・ううん」



「寝てていいよちゃんと鍵してくから」



「うん・・・・」




「あー・・・・やっぱ鍵は置いてく」






「・・・え?」


「向こう行って失くしたら困るし」



「あ・・・うん」





そう言って私の手に渡された鍵を見て私の胸騒ぎはさらに強くなった





「アキ・・・いつ帰る?」



「月曜の朝」



結婚式のために二泊??


しかも、月曜はそのまま出社する事になる






「そう・・・」



「起こしてごめんね」



「ううん・・・」



「俺、もう出るから鍵閉めて?」




「うん・・・」




そんなに広くもない私の家




だけど今日は玄関までの道のりがなんだか遠く感じた

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