第7話 大人の階段 ~1546年12月~



「明日、うちは両親いないんだ」


 このセリフにはどのような意味が考えられるか。


1,両親がいないから気を付けないと!

2,両親とも危篤で今夜が峠なんだ……

3,親がいるとできないイケナイこと、しよ――?


「げふんげふん」

 むせてしまい、歯磨きの泡が飛び散った。

「……あんたなにしてんの?」

 母があきれたような声をかけてくる。

「さっきから30分は歯磨いてるわね」

「べ、別にいいだろ」


 べっと吐き出して、口をゆすぐ。

 なかば強引に琴吹先輩の家でゲームをやることを約束させられてしまった。

 友達の家にすらここ数年足を踏み入れたことがないのに、女子の、しかも誰もが憧れる生徒会長の家の敷居を、秘密裏にまたぐことになろうとは――



「今日、友達んちで勉強するんだっけ?」

「……そうだけど」

 一応、今はテスト前である。相手はもちろん、目的すら公言できない。

 まあ、先輩にとっては勉強のうちだろうけど。

「――あんた、友達いたのね」

 湿っぽい声にぎょっとする。

 母、涙ぐんでる。

「てっきり、学校ではぼっちでいるのかと……」

「な、なにを根拠に――」

「小学校低学年のときは、よく家に友達呼んでたじゃない。それがめっきり――休日も家で一人でゲームばっか。遊んでるような様子ないし」

「そ、そんな、中学になってまでひとんちでゲームもねーだろ」

「でも翔太くんちのお母さんとこの間話したけど、翔太くんの友達が入り浸ってゲームしてるってよ」


 翔太、他の友達とは楽しそうなんだな……


「それより、制服で行くの?」

 その通り。

 完全に学校に行くのと同じ格好だ。

 休日に遊びに行かないから私服も必要なく、僕のタンスには小学生時点のラインナップのままだ。さすがにキャラクターもののトレーナーで先輩の家には(というか誰の家にも)いけない。

「勉強しに行くわけだからな」

「新しい服、買っておこうか?」

「ち、ちげーし! 自分の服くらい、必要なら自分で選ぶし!」


 言い放った勢いで、手早く重いリュックを担ぐ。中身はカモフラージュの勉強道具と、忘れちゃいけないニンテンドースイッチ。今日はテレビ接続用のスタンド配線一式込み。


「昼飯はいらねーから!」


「はーい、車には気を付けてね」

「ガキじゃねーんだから……」


 僕は自転車をこぎだす。

 先輩から聞いた住所まで、大体30分だ。

 行き先は途中まで通学路と同じだ。だがなぜか、今日は違う風景に見える。陽光がが強いんだろうか、色が鮮やかに感じる。風にまで色がついて、肺の中まで満たしていく。


 予定通りに出たのに、約束より10分以上早くついてしまった。


 息を整えながら、その家を見上げる。

 正確には、家ではない。 

 門だ。


 京都の寺院のような立派な門構え。太い柱に支えられ、家紋と思しき文様の描かれた瓦が整然と並んでいる。

 門扉は開かれていて、整えられた庭の向こうに母屋も見えたが、どうにも入りにくい。

 琴吹先輩は、本当に琴吹史歩生徒会長その人だった。

 今更ながら、迷いが生まれた。

 たかだか数回顔を合わせたような人間が、この門をくぐっていいものか。

 しかもゲームなんか持ち込んで。


 僕はスマホを取り出す。

 昨日流れで交換した先輩の連絡先はわかっている。

 『今日は具合が悪いのでキャンセルします』とか、適当にメッセージを送れば終わりだ。

 先輩のアイコンを見る。


 織田信長になっていた。

 フリーっぽいイラストだけど。

 昨日は確か生け花だったのに。

 どんだけ楽しみにしてるんだ。


「うーん」


 一応、焚きつけた本人としては、責任があるのかもしれない。


 意を決して、自転車を押しながら門の中を覗き込む。

 塀伝いに球状に刈り込まれた小ぶりの庭木が並ぶ。

 そして立派な枝ぶりの松が数本、壁のようにそびえていた。


「おお、小田くん、きたか!」


 琴吹先輩がいた。

 ホースで庭木に水を撒いていた。

 薄手のパーカーにシンプルなシャツ、ハーフパンツのラフな格好だ。

 そんな姿でもホースを構える動きにある種の様式美が宿る。

 裸足に雪駄を履いただけの足元。水しぶきで白い足首に濡れているのを見て、思わず目をそらしてしまった。


「というか、制服で来たのか? 真面目だな」

「いやまあ、カモフラージュといいますか」

「……なるほど! さすが歴戦のつわものだな!」


 思いのほか評価された。

 まともな私服がないだけなんだが……。


「とはいえ心配には及ばないぞ。両親も妹も朝のうちに外出したからな、夜まで帰ってこない」

 ホースの水を止める。

 僕は門の内側に自転車を置かせてもらい、先輩の後に続いて母屋へ向かった。

「しかし、大きいお屋敷ですね」

「古くて大きいだけさ。管理の手間もばかにならん。庭師もたまにしか入れられないから、父は休日のたびに剪定だし、水やりは私の仕事だ」

 たまには庭師も入れてるんだ……

 才色兼備のお嬢様って、本当にいるんだ。三文小説の中だけかと思った。


「さあ、上がりたまえ」

 玄関も広かった。

 床は黒光する大判の石が敷き詰められ、格子戸から入ってくる光を乱反射している。いわゆる大理石というやつだろうか。

 小窓には剣山に花が生けられている。生け花というやつだ。我が家の玄関には花瓶すらなく、ただの造花のモニュメントが埃をかぶっているだけだ。

 靴もそろえて脱いだ。普段はそんなこと意識したこともないのだが、こんな場所だとそうしないといけないような気がした。


「テレビはそこの居間だ。悪いが、セッティングをお願いしてもいいかな」

「あ、はい」


 廊下を歩く。一歩ごとに床鳴りがするが、それも格式高く感じる。

 居間も広かった。ただの八畳間なので面積的にはうちの居間と同じだが、天井が高い。屋根まで吹き抜けになっていて、太く黒い梁がむき出しになっている。

 床の間には掛け軸と生け花。

 そして存在感を放つ、朱色の甲冑。

「赤備え……」

 戦国最強と謳われた武田家騎馬隊に代表される、赤で統一された甲冑だ。長篠の戦いで織田信長に敗れ壊滅したが、以後も精鋭部隊の代名詞として受け継がれていった。井伊直政や真田幸村、シャアアズナブルとか。

 鴨居には2mは越す十字槍が掛けられていた。

 鋭利な白刃の輝きに寒気を覚える。

 まさか、本物?


「ふふっ、やはりそこに注目するか、小田くんは」


 先輩が戻ってきた。お盆に湯飲みと急須が載せられている。


「いやこんなガチなやつ飾ってあったら、みんな注目しちゃうと思いますけど」


 こんな立派な装備、博物館でしか見たことがない。


「ちなみに、ご先祖は有名な方で?」


 お茶を注ぎながら、一笑。


「そんなもの、私が覚えているわけがなかろうっ」

「あ、そうすか……やっぱり……」

「だがそんな歴史オンチもここまでだ。これからは堂々と日の下を歩けるというもの」


 大げさな言い回しだと思ったが、先輩の本音かもしれない。

 これだけ歴史と格式満載のお屋敷にお住まいなのだ。彼女へのプレッシャーは僕みたいな一般ピープルには計り知れない。


「昨日は年甲斐もなく、なかなか寝付けなかったよ。まったく、楽しみで仕方なかった」

 口の端を緩ませるのを見て、怖気づかずに来てよかったと心底感じた。


「そんなわけで、催促するようで申し訳ないが、ゲームのセッティングをお願いしてよいだろうか」

「あ、そうですね。えっとテレビ――」


 振り返ると、部屋の隅にバカでかい液晶テレビがあった。


「でか」


 両腕ほどもある、電気屋でしか見たことがないサイズだ。赤備えの甲冑に目を奪われたとはいえ、さっきまで気付かなかったのが不思議なくらいだ。


「オリンピック見るために父が奮発したんだ。たしかに迫力はあった。目の前で繰り広げられるかのような臨場感だぞ」


 そのおかげでの腕ひしぎ十字固め体得か。


 テレビを調べてみると、幸い構造は普通のテレビと同じだ。リュックからスイッチのスタンドと配線を取り出し、HDML端子を接続。


「もしかしたらブラウン管テレビじゃないかと思ってました。そしたら多分繋げられないから」

「危なかったね。このテレビの前がブラウン管だった。変換コネクタかませてデジタル対応させてたんだ」


 そりゃオリンピック様々である。


「素人考えかもしれないが――どうかな? この大画面でプレイするのも、乙なものではないか」


 先輩がにんまり笑った。

 禁止されてたゲームを親に隠れて大画面でプレイとは――よくよく考えれば、なかなかに刺激的な体験である。

 僕もつられて頬が緩むのが自分で分かった。

 なんとなく悔しいのでお茶と一緒に飲み込んだ。


「ふふっ」



 スイッチの電源を入れた。



 さて、前回プレイの続き。

 信長(と吉乃)のいる部隊が斎藤利政隊を退かせたところ。

 ひとまずの危機は脱した形だ。


「ここからどうするのだ」


 時間が経てばどうせまた攻めてくる。となれば国力で劣るこっちが圧倒的不利。

 であれば、攻めるしかない。


「尾張斯波家を落とします」


 織田家と斎藤家の間に位置する斯波家。居城は清洲城と犬山城のふたつだけ。有力な武将もなく、落とすのはそう難しくはない。

 一方で清洲城は石高も大きく、かなりおいしい城だ。


 兵力は少ないが、なんとかかき集めて攻めていきたい。


「しかし資金が少ないな……」


 序盤なので資金は少ないのはしょうがないが、それにしても本当にない。毎月、領地から収入が上がってくるが、数百。施設ひとつ作るのにも1000は必要なので、カツカツだ。

 ゲームシステムに政策というものがある。設定すれば、控えている組頭武将に自動で経験値が入ったり、敵領地を攻めた時の時間を短くしたり有利になるシステムだが、毎月費用がかかり、財政を圧迫してしまう。とはいえ序盤なので選べる政策も少なく、そこまでの負担ではないはずだ。

「なんでこんなに少ないんだ――?」

 自軍団の収支を確認。

 収入が1000ちょいのところに対して、政策に700使ってるのはいいとして……朝廷に900?

「うわ、しまった……」

「どうした?」

「えっとですね……」

 最初期に、官位をもらうのに朝廷に対して親善してたのだ。官位は高いほど、家の威信が高まる。敵対国より威信が上回れば自領地において敵能力が下がったり、場合によっては戦わずとも従属させたりできる。威信は高ければ高いほどいいともいえるが、何かと物入りな序盤に収入の半分以上の固定支出とするのはアホだ。


「というわけで、しくじってました」

「なるほど。なら、とりあえずは打ち切るしかないな」

「う、うーん」


 数か月費やした費用が丸ごと無駄になるのだが……しかたないか。

 そもそも家計が傾いてはやっていけない。家名では食ってはいけない。


 月々の収支はマシになったが、依然として財政が心もとない状況は変わりない。


「今も昔も、戦争には金がかかるのだな」

 独り言のように、先輩がつぶやく。


「戦をしている他国に物資を高値で売りつけるとかはできないのか」


「なかなかエグいこと考えますね」

 敵に塩を送るでおなじみ、上杉謙信とは真逆の発想。

「捕虜殺害してるくせにウォープロフィティアリングは非難するのか」

 ウォーなんとかはわからないが、要するに戦争で儲けることだろうか。

「第一次大戦で日本が好景気になった、みたいな感じですかね」

「歴史で例えるな」

 意外と難しいな、この人との会話。


「歴史的なことはわからんが、今だって似たようなことはあるんじゃないかな。例えば、地球の反対側の戦線に軍事支援と称して軍備の在庫処分を図ったりとか」

 例え話ですね。まあまあ、どことは言わなくてもありそうですよね。

「とにかく、残念ながらこのゲームではそこまでの機能は実装されてませんね。兵糧は売ることはできますが――」


 使ったことはないが、取引画面で米の売買を試してみる。

 そもそもうちは米だって余っているわけではないが、売れるもの全部売ったって2000に届かない。

 実行した瞬間、兵糧不足で身動きが取れなくなるだろうけど。


「だいぶ買い叩かれるな……」

「正直、わりに合いませんね。豊作や凶作で、相場が変わるようではあるんですが」

「飢饉で苦しむ民に米を高値で売りつけるのか? 戦争利益とどっちがエグいのか教えてほしいが」

「……こっちは需要と供給って話に落ち着けませんか?」


 金はどうにもならない。

 地道に攻め続けるしかない。


 斯波家へと攻め込むと、2城から迎撃部隊が現れた。

 ただ、弱いので合戦で一蹴。

 そのまま2城同時攻略に入る。


 が、遅い。

 敵城の耐久力の減りが芳しくない。


「手勢が少なすぎる……」

 一部隊数百しかない。敵兵は壊滅させたとはいえ、城攻めするには本来無茶な兵力だ。

「一か所にまとめたらどうだ?」

「それはそうなんですけど、できれば急ぎたいんです。今からだと移動させている時間も惜しいですし――」


 どうにか清洲城は陥落。

 遅れて攻め入った犬山城ももう少しというところで――


 今川家が、またしても攻め込んできた。


「ほら、やっぱり」

 総力を傾けて斯波家を攻め落としている最中だ。攻め込むには絶好の機会。

 ただ、今川家のほうも先の合戦から回復しきってはいない。勢力一万。こっちの三倍はあるけど……


 と、画面が切り替わり――


「あ、斎藤家もまた攻めてきたぞ」


 7千。

 さっき合戦で追い返して動揺させたが、もう回復してしまったか。それだけ手間取りすぎたということだ。

 落としたばかりの清洲城に標的を定めてきた。


「とりあえず、犬山家は落とします」


 そうでなければここまで粘った意味がない。

 ほどなく、犬山城を陥落。斯波家は滅亡。少ないながら武将も傘下に入った。


 その間に斎藤家が清洲城領内の制圧にかかっている。


 ひとまず、清洲城を防御拠点に設定する。

「防御拠点とはなんだ?」

「守備に特化した城に作り替えます。周囲の城から兵を集めて、落とすには合戦のような攻城戦をしなければいけなくなるので、攻められにくくはなります」

「なんだ、そんなものがあるのか。なら今川に面してる岡崎城もそうすればいいのではないか」

「防御拠点にすると、出陣できる兵の数が激減します。支援する城の兵も少なくなりますし、こっちが攻め込む戦力がなくなるんです。やるとしても、最前線の城くらいですね」

「ままならないものだな」

「ただ、防御拠点も完成するまで60日かかります。この間に攻め込まれたらリセット。今からだとギリギリですね……」


 それに支援できるのも、出陣中の城からはできないので、犬山城くらいだ。その犬山城だって攻め落としたばかりで兵は少ない。この状態じゃ防衛拠点にしたところでたかが知れてるが、ないよりはマシだ。


 犬山城攻め落とした部隊を、そのままに斎藤軍に向かわせる。


「今川に狙われてる岡崎城は、城壁修復も終わってるので――多少の攻めなら耐えられます」

「なるほど、攻められっぱなしというわけではないんだな」


 斎藤軍は、総勢7千ではあるが、5城の累計だ。一部隊は千から2千。近すぎるために、集結する間もない。

 順に合戦で撃破できた。

 ただ、最後の部隊が到着するまでそれなりの時間が経過してしまった。


「東のほうは大丈夫か?」


 今川軍はすでに岡崎城領内の郡を制圧し、城攻めに移行していた。

 岡崎城は複数の街道に面するため、二方向から攻められる。多方向から攻めれば、それだけ早く落とせる。平地に建つ平城である岡崎城は城下施設の数は多く栄える一方、守りには弱い面を持つのだ。


 すぐさま大名部隊を岡崎城へ向かわせた。

 他の部隊は『帰城』コマンドをかける。画面上から部隊が消える。『帰城』なら、マップ上を普通に移動するよりも早く帰れるのだ。デメリットは、兵は遅れてだんだんと戻ってくるのでまともな戦力が整うには結局普通に帰るのと同じくらいかかることか。


「今から向かって間に合うのか?」

「わかりません。けど――」


 清洲城から岡崎城――愛知と静岡間で電車ならおそらく一時間程度の道のりだろうが、ゲーム内では20日はかかる。

 じりじりと進む織田軍勢。

 岡崎城は二方面からの攻撃にさらされ、耐久力がどんどん削られていく。

 少ない兵力しか常駐できていないため、防御もままらないのだ。

 このままでは、間に合わない。


 画面上に、『織田信広ら7名が安祥城に入城』の文字が浮かび上がった。

 『帰城』させた城主と領主が先に戻ったのだ。

 瞬間、出陣させる。

 城に残っていた300の兵だけだ。出陣していた兵が戻りきるまで待っている猶予はない。

 安祥城から岡崎城までは3日。

 そのまま攻撃にさらされる岡崎城へ突撃させた。


「間に合った」


 城攻め中に部隊を突っ込めば、攻城は中断され野戦が優先される。

 とはいえたった300の部隊だ。二方面からの攻めを相手にする――挟撃状態で応戦せざるをえない。

 織田信長も含まれる精鋭部隊ではあるが、形が悪すぎる。一日で100近くの兵が削られた。


「やられるぞ!」


 三日で撃破される。

 が、三日あれば――後続の大名部隊に、届く。


 織田信秀隊の上に、合戦の文字が表示された。


「よし、つながった!」


 岡崎城からも出陣。

 なんとか4部隊を作り出し、合戦に移行する。

 部隊数にして4対8。

 兵数にして――2千対一万。


「ま、まて――なんだこの差は?」

「こっちがかき集めてやっとのところ、今川勢は総力戦ですからね。城攻めに戦力を集中してるところに合戦をしかけるんですから、やむをえません」

「――勝てるのか」

「勝てなければ、総崩れ。少ない兵力が壊滅し、敵は一気に攻め込み、取り返しがつかなくなります」


 1547年1月

 織田信秀と今川義元の雌雄を決する額田の戦いがここに開かれた。

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