1月6日
今日は朝から15時までバイトの日。美味しい賄いを食べて、帰りには売れ残りそうなりんごのタルトをホールでもらってきた。美味しかった。
夜の約束前に課題とか諸々手をつけようと思ってたけど、眠すぎて寝た。
昨日は日記を書いた後、お風呂にのんびり入って、何だか眠気も覚めてしまってぼうっとしていると仲良しのカメラマン姉さんから連絡が来て、電話してたら寝るのが遅くなった。10歳上とは思えないほど、ピュアな心で恋愛していて、かわいい。なぜ私が年上のお姉さんの恋愛相談を聞いている?とは思うけど。
流石に準備しなきゃと思って、のんびり化粧を直したり、髪を直したりしていると、遅刻しそうの連絡があった。ドタキャンの可能性を捨てきれずにいたので、むしろこの連絡があって安心した。
雨が降っているとどれだけ楽しみな予定でも、家を出るのが億劫になることを実感しながら、駅まで歩く。
待っている間は緊張で泣きそうだった。最近気疲れと寝不足で涙脆い。めんどくさい。
着いた、との連絡が来たので、改札前で姿を探す。少しすると、改札の向こう側からこちらに気づいて、大きく手をあげて歩いてくる先輩。顔を見て、今日が嘘じゃなかったことに安心してしまって、もうそれだけで全部良くなった。
地元の人間しか知らなそうなお気に入りの居酒屋に入って生ビールで乾杯する。私はこの先輩の音楽が本当に好きで、仲間?友達?でもあるけど、ただただファンでもある。好きなアーティストと乾杯ができるこの人生に乾杯。完全に勝ち組オタク。
本当にかっこいい人だから、会って二人でいたら恋愛的な意味で好きになっちゃうかもしれないと思いながら今日を迎えたけど、本当に全然いらない心配だった。
素敵な人であることはもちろん変わりないけど、あまりにも考えていることに共感しすぎて、向こうがどう思ったかわからないけど、話が分かる人、だと思った。
飲みながら話していると、盛り上がってきてしまって、色々な話に広がるうちにガチな相談をしてしまいたくなって、した。すごく親身にかつ、はっきりと意見を伝えてくれて、ある決断の最後の一押しになった。最高に好きな人にそう言われたら、そうするしかないでしょ。という、、
終始楽しかったから、普段ライブハウスではできない話をしすぎた。料理のラストオーダーを聞かれて、時間を確認すると、終電の時間が迫ってきていることが分かった。先輩の方が家が遠くて、私は最悪歩いて帰れる距離。この後どうする?て話で、2軒目行ってもう少し飲んでもいいけど、どうせ帰れなくなるからカラオケに行こうという話になった。二日連続でカラオケに行くことになるとは思っていなかった。
コンビニでお酒とお菓子を買って、カラオケに入る。先輩が一曲目に歌った瞬間、今世界で一番幸せなのは間違いなく私だと思った。
この人の歌声はもう言い表せる言葉が日本語にはないくらい最高で、私はこの人に心酔している。
歌ってよ、と言われて歌ったけど正直ずっと歌わせていたかった。昨日一緒にカラオケに行った友達の気持ちが分かった。一緒に歌おうと言われて歌っている時も本当にもうずっと胸がいっぱいだった。酔っていたから全部を明確に覚えていないのが悔しいくらい。
歌い疲れてひと段落して、部屋にあった、ワニの歯を押していく(伝わりづらい)ゲームをやった。
負けた方が罰ゲームで聞かれた質問に答えるルールで、負けまくって普通に絶対に言うつもりなかった暴露しちゃった。笑ってくれていたけど、引かれたかもしれない、本当にそこだけめっちゃくちゃ後悔してる。
たくさん話していたら、あっという間に6時をすぎていて、それに気づいて二人そそくさと部屋を出た。
改札に入ってから、トイレに行きたいから待っててと言われて、自販機の横で先輩が戻ってくるのを待った。改札の外に見覚えのある人を見かけて驚いた。
簡単な言い方で、ハマっていた男性で、見たことのない女の子を連れていた。なるほどね、と思いつつ、早く先輩が帰ってきて、私も男の人と一緒にいるところを見せつけてやりたかったけど、戻ってくるより前に、そもそもきっと私には全く気付かずに去っていった。もう下手な人間関係を作るのは今年やめようと思っているから、大して感情が揺さぶられることはなかった。大丈夫、一歩前進。
先輩が戻ってきて一緒に電車に乗って帰った。帰りの電車で、本当に今日のことは内緒にしようと約束して別れた。
家に着くとオールした疲れがどっときて、コンタクトだけ外してすぐに寝てしまった。
今日は本当に楽しかった。前よりは確かに仲良くなれたはずだから、それもよかった。
みんなに自慢したいくらいの日だったけど、しないで、この日記を書いている。
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