学校にて。虐めの結果は……?
前ページで書いていなかった件
えー。
ある程度気が済んだので、手記の更新は少し控えめになります。
(みなさん、酷いとおっしゃってくださったので、気が晴れてきました)
よって、後で話に織り込むつもりだったことを。
前ページ、読み返すと、「謎のプリンスの本ですか……?」以外は、楽しくなかったですね。実は、続きがあったんです。
高校3年の、定期テスト前……。
それに遡って、お話ししますが……。
高校一年の一学期。
入って早々、女子グループに、カンニングだの万引きだのと言われた件ですが……。
女子グループにそういわれるようになったきっかけの女子。
仮にZとします(イニシャルも書きたくない)
こいつ。
すっごい依存性があって。
で、一人でお弁当食べて、一人で勉強ばっかりしている私を見て、
「……友達になって……」
まあ、いいかと思ってOKして、お昼休みに一緒にお弁当食べていたんですが……
いえ、あの……
正直、お昼休みになるなりやってきて、机の前に椅子持ってきて、向かい合わせに食べる、まではいいんですが……
なぜ、終始無言なのですか……?
しかも、お昼休みじゅう、ずっと離れない……。
授業と授業の間の休みにも、やってきて、ずーっと、傍に立ってる……。怖い……。
話しかけても、うん。とか、いわゆる「クローズドエンド」ばっかりなんですよ。
好きな小説は何? と聞いても、「うん」で。
(恐れ入ります。それ、クローズドエンドじゃない問いなんですが?)
こいつのこと、私は最初、いじめられているのでは? と心配し、色々世話やきました。
例えば、テレカに好きな柄がない……というので、アニメ誌に載っていて、私も利用したことのある、テレカを好きな絵や写真で作ってくれるという店の資料。
私のものは使用感があるので、新しく取り寄せて渡したり。(実はこれ、あとでめっちゃ後悔します)
その時も、礼も言わず、「うん」なんですよ。
で。
私は言いたいこと言えないんです。
よって、
「ごめんなさい。Zさん。
私、咳が最近酷いですよね。
うつすと申し訳ないので、あまり近づかないほうがいいので……お弁当一人で食べますから」
Zの返事は、「うん」でした。
そして、その後、学校の行事ですが。
8人と7人のグループを作って、女子はバスに乗ることになったのですが……皆が別れようと話し合っている中、勝手にある一団が、グループ決定と名前書いたんです。黒板に。
……6人……。
当然、周りは聞きます。残りは?と。
「知らない」だそうです。
……正直、Zと同じ班は嫌だったのですが……Zが、そこに私と入ると。
はいはい。
で、バスなんですが……行きは、まあ……鬱陶しかったです。
ずーっと、Zが隣です。
帰り、バスに乗るとき。
当然、グループの6人は、勝手に先にバスに乗っています。
班の位置は、バスの一番前でした。
六人いて、二人席なので、四番目に座ろうとしたら、空き缶が置いてあるんです。
「あ、すぐ来るから」
後ろの班の人が。
「あの……私たちの席なのですが……」
「え? ウチの班の席だよ?」
困りました。
先生が、さっさと座れとせっついています。
「ああもう、どこでもいいから!
バスが発進できないから、空いてる席、どこでも探して座ってくれ!!」
言われて。
隣の列の後ろの班が7人で、一席空いていたので座らせてもらったら。
「ちょっと! あんた、あっちの班の人でしょ!
なんでこっちくるの!!」
この人、……私をわざわざ、通路側でなく、窓側に座らせて、しかも出られないように足を前の座席につっかえさせているんですね。
「さっさと班に戻ってよ!!」
いや、その足をどけて、席を立っていただけないと……
この人は、すっごい虐め体質のようで。
結局、出られないまま、この人の嫌味を聞かされていました。
そしてバスから降りたら、
Zが、私とZを班の空気として扱っていた女子グループに囲まれているんですね。
そして、女子グループが、こっちめっちゃ睨んでくる。
大声で(わざとですね)Zから聞きとりしていたので
Zは私の真後ろに、ただくっついていたので、後ろの班の人の言動も知っていて、先生がせっついたことも知っていて、それで
Zを放って、別の班に行ったと。
Zが嫌で、放り出したと。利用して裏切ったと。
……いや、ずっとそうしたかったんですが……。
やると問題になるので、やりませんでしたよ?
しかも、利用したって? わざわざ資料取り寄せてやったのに?
そして聞き取りは進み……
「お弁当一緒に食べるのに、喋ってくれなかったの?」
「うん」
「Zさん、話しかけてたんだよね? ずっと」
「うん」
「無視されたの?」
「うん」
「……で、一方的に、一人で食べるって……」
なんか、変な方向ですね。
一人で食べるといった以外、なんかねじれてます。
というか、バスの中で聞き取りできてたはずで。
つまりは、周りに、私を印象付けているんですね。
この女子グループのリーダーは、小学校の時から学年にいた、Vって女なんですが……。
(すみません、こいつもイニシャルも書きたくない)
他の女子が、Vが引き留めて話をやめないから生徒会の大事な会議に大遅刻したとか。
課題やっていたらVが来て、しきりに遊ぶ話をして、集中できずに課題でミス回答したとか。
要するに、『故意に引き起こす、悪運女』なんですよ。
これまで、私には無関心だったのですが……今度は私のようです。
女子グループは、こちらを睨みながら解散。
私が願うのは、この話がアレに、変な形で伝わらないように、ということだったのですが……それは叶いましたが。
Zが、どうやら、私を悪役にすれば、自分が女子グループに可哀想可哀想と構ってもらえると悟ったようなのです。
そして、購買部ではパンの販売がありましたが、この高校では圧倒的に少なく、瞬殺なので、私は家の近所の小さなお店で帰りに菓子パン買って、翌日持ってくるようにしていました。
学校のすぐ前に、某コンビニがあったのですが、学校から、迷惑がかかるので行かないようにと重々言われていたので、私は入ったことないです。
でも、ほぼすべての生徒が利用していたようですね。
ある日、Zが来なくなったのは良かったな……と、一人で菓子パン食べていると、Vがやってきて
(鬱陶しいのが来た……)
「ねえ、その菓子パン、どこの?」
私「家の近所のM雑貨店の。購買は売り切れますし、某コンビニは行けませんし」
「……ふーん……」
まあ、次はこのネタか……と思いました。
女子グループによって……というか、Zが女子グループに取り入るためについた嘘は、女子グループに内では盛り上がっていましたが、他のクラスの男子はもちろん、女子も信じなかったんですね。
女子グループ限定ネタです。
そして本日は、あのネタ
「あの菓子パン、某コンビニのじゃない?」
女子グループは、あからさまに、私の席の後ろに陣取って、ずーっとそういう話を大声でするんです。
「行っちゃいけないのに、よく行くよね!!」
「そういえばZさん、あいつに、無理矢理某コンビニに連れていかれたんだよね!!」
「うん」
「万引きするの見たんだよね!」
「うん」
はいはい。
Z、お前、それで人生満足か?
満足なんだろうね……。
「何これ?」
「え? あいつ、こんなの作って売ってたの!?」
「うん」
(……?)
女子グループの盛り上がる話に、聞き覚えないな? と首をかしげたのも束の間。
すぐに、自作テレカの作成店の資料の、やっちゃいけない、店で受けられない事案の例だと分かります。
要するに、私が、やっちゃいけない違法なテレカ(著作権侵害)を作り、販売して、海賊版で儲けていると。
「Zさん、このテレカ買わされたんだ!!」
「いくら? え? 二万!?」
「ひどい!! カツアゲじゃない!!」
「うん」
流石に、殺意湧くね。
ちなみに担任は、「自力解決が基本」という人でした。
この後、クラスの女子は信じなかったですが(というか、あとで分かったのですが、こういった生徒は皆、この高校やほかの公立受からなくて、私立に流れたらしいんです。市内に私立は二つありましたが、公立より良い学校はなく、後で知り合いに聞いたらそれは酷い状況だったらしく。……Hの奴、知ってたら私をその私立に行かせたかも……)
他クラスの、いわゆる最下層成績の数人ずつがその噂をし……入学時から私を可愛がってくれていた先生方の耳に入り、自力解決を旨としていた担任も折れたらしく、公開謝罪となりました。
許すと言ったら、担任は、すごく口出したいようでしたが……。
そして、高校三年の定期テスト前。
「……」
勉強に集まっていた女子の中で、順番のきたZが無言で問題集を開いて出します。
そこには、質問事項が書いてあります。
私「……Z(フルネーム)さん。
お伺いします。答えてください。必ず」
「うん」
私「宿題のプリントが、帰る前に机に残っていないか念入りにチェックしているのに、翌朝入っていたことがありました。複数回」
「うん」
困るんですよね。資料がないと答えられないプリント課題でした。
それで、先生にプリント持っていき……
「おかしいと思い、何よりこれでは課題提出できないので、先生に相談しました。最初は、プリントの内容を……というつもりでしたが」
先生が血相変えて聞いてきて、大騒ぎになって(職員室が)
「進路指導のY先生が、進路指導室に教科書を隠していた5組のIさんに、罰のレポート免除を条件に、私の机を見張らせたそうです」
当時、置き勉は許されず、テキストは全て朝持ってきて帰りに持って帰って勉強しろいう姿勢でした。
そして、進路指導室に、何故か、何も考えていない輩が、自分のテキストを隠すんですが……知らないのかもですが、雑多に散らかっている資料の位置は、先生全部把握していらっしゃいますし、頻繁に資料が要るので見ていらっしゃいます。
あそこに隠すなら、本が多いという利点で、図書室のほうがマシです。(それくらい、すぐ見つかる隠し場所なんですね。先生が言わないだけで。
「見張らせるまでもありませんでした。隣のクラスのIさんが来ると、すぐに、私のクラスの人が、知ってる?と話してくれたそうです。
Z(フルネーム)さん、貴方が私の机から宿題を抜いて、放課後入れていると。
Iさんは聞いて、見張って確認したあと、先生に報告しました」
周りがめっちゃ騒いでいます。もう、勉強忘れています。
「貴方が抜いた課題は、もう結構です。先生方が、最初の一件以来直接課題をすべて渡してくれていますので。
それで、質問ですが……2組は確か、就職組でしたよね? 貴方はなぜここに?」
そうなんです。文系、理系と二年で分かれ、文系5クラスが1~5組、理系2クラスが6組と7組。私は6組。
理系は持ち上がりですが、文系は進路によって三年に上がるときにクラスが分かれます。
「……就職が……あの、……進学に……」
私「つまり、就職に落ちて進学にしたのですね? Z(フルネーム)さん」
「……」
私「恐れ入ります。泣かれるなら三歩下がってあっちを向いて泣いていただけませんでしょうか? そのまま泣かれると、涙で私のテキストやノートが汚れますから」
……すみません、このセリフ、ないですよね。
怒っていたとはいえ、つい、昏君の影響の悪い口が出ました。
ですが、周りは、赦してくれたようで。
というか、『キレてる!』『副島さんがキレた!』と、騒ぐきっかけになり、この発言が、一年の時の担任の先生の耳に入ると、先生、ただ握手を求めてきました。
私「……【カノッサという人物について詳しく知りたい】。【カノッサの屈辱の流れを要点つかんで教えて】。質問はこの二点ですね?」
「うん」
私「恐れ入ります。ここに、【カノッサという人物】について答えられる人はいらっしゃいますでしょうか?」
周りを見渡しながら聞くと、
「いや、人名じゃないよ……ね?」
「カノッサの屈辱って……中学? よくここ通ったね~。裏口じゃないよね……」
「……(口調、いつもきれいだけど……余計にきれいだね……)……」
私「……だそうです。
それで……課題を隠した件ですが、先生方は、内申に書かれるそうです。――処分保留となっていた、一年の時の噂話の件もともに。7人全員、です。
一年の時のことですが、伏せておくことになっていたものが、今回の件を受けて方針を変えられたそうです。今までもらっていた就職内定にも、合格にも、修正で内申を訂正なさるそうです」
内申書の訂正ができるかは、正直、知らされていません。
先生方が教えてくださったのはここまでで、要するに、今までもらっていた内定や合格の先にも教えるということでしょう。
「……あの……内定……ない……」
私「存じません。先生はそうおっしゃいました。それだけです。
では、もう勉強は教えませんので。
先生方が、職員室にすぐ来るようにとおっしゃっていました。D先生(学年で一番厳しい先生)が、とりあえずお話があるそうです。
……さようなら」
私はこれでお別れかと思ったのですが、泣くZをどうするか、動かないので他所へ行こうか考えていると……
「あの……知ってる? ゆみゆみ(Vのニックネーム)なんだけど……内定もらってたの消されたって騒いでて……」
恐る恐る、周りが言ってきます。
「あの人……ああ!
一年の時に、他の人のトイレ覗こうとして大変なことした人!?」
「(……ちょっと、それ、被害者が……)」
他の生徒が知らなかった生徒に耳打ちします。
はい、被害者が私です。中学まで黙認だったトイレ覗きですが、ここでは大騒ぎになったそうで。
今考えると、おそらくそれもまとめて内申が修正されたのでしょう。
「……ごめんなさい……。
あの、副島さん、大丈夫……?」
私「大丈夫です。
ところで、この人が課題隠していたの、何人くらいご存じでしたか?」
クラスメイトは知っていて隠したのかと思ったのですが。
「あ、あれは……
こいつ、2組がいきなり来て目立ってたからすぐ気づいたんだけど……副島さん、ちょっと職員室行ったらすぐに課題提出してたし、それ以降も課題普通だったし、知ってたのかと思って……
……先生に言うか、迷ってたけど……」
私「ありがとうございます。
では、一年の時のことに遡って申し訳ありませんが、噂を広めた方7名全員、もう勉強は教えませんので」
「え!?」
そうなんです。女子グループの一人が、抜けて理系に来ていたんです。
「あ、あの!
あたし……」
私「Z(フルネーム)さんを連れてご退出お願いします。
……ああ、帰れというのは、いけませんね。私が帰ります。失礼いたしました。
私の机は、これ以上汚さないでくださいね。Z(フルネーム)さん」
私が荷物まとめて席を立つと、
「あ! あの、勉強! あたしらの……!」
私「恐れ入ります。私も怒ることがあるんです。今は教えられません」
「……はい……
明日なら……?」
私「……機嫌が直っていれば、ですね……。
では、さようなら」
後ろで、口調がめっちゃ丁寧で余計に怖いとか、めっちゃ怒ってるよ! とか、騒ぐ声が聞こえ……翌朝、一年の時の担任の先生と握手したわけです。
そして、翌日、この【元女子グループの、抜けて理系に来た一人】の質問を代わりに持ってきた生徒も、勉強教えないことに。(前に触れた子です)
というか、あの【あんたも……】という口調になった時点で、質問代わりに持ってきただけの女子はびっくりしたでしょうね。
すみません、うんざりして……つい、愛読している小説の暴力系ヒロインの口調が移りました。
今思うと、この件、怒られるかと後で肝を冷やした(キレてしまっていたんですね……つい色々口走り……)のですが。
あ、もちろん、アレや昏君はダメですが。
先輩方とか、親しい人が、やたらと口に出していたのは、怒るためじゃなくて、「その調子で行け!」という意味だったのですね。
……怒られてると思っていました……。
ちなみに、皆さんが大学に受かったかですが……一部しか知りません。
いえ、その前に学校終わって、大抵、決まったら先生に報告なんです。
医大の看護学科には、前期試験で受かり、報告……というか、実は担任が……
医大で、
結果が張り出される掲示板の前で待っていて
私の番号があるのを確認!
さあ、私と喜びを分かち合おう! と
待っていたらしいのですが。
……私は、家で速達郵便で合格の番号を確認していて……
先生から電話があり、
「お前、どこで何しとるんか!! 医大に来んのか!! 俺は今医大じゃ!!」と
……すみません……。
その後、当時は、卒業アルバムに住所と電話番号が書いてあったので(全員)、この勉強メンバーはじめ、友人たちからおめでとうの電話。
ただ、やっぱり、自分も受かった子ばかりで。
そりゃあ、結果がまだの子は、必死ですし。
落ちた子は、言えませんよね。
というわけで、受かっていた子しか知らないんです。
親しい子だけ、来年頑張る! 浪人です! って言ってきましたが。
なお、先生もサラリーマンだな……と思ったのは……
担任がつい……ですね。
「お前、前期で絶対受かるから、後期この学校に志願してくれんか? ここ、内申とセンターで決まるんや! 絶対通る!」
と、長崎の看護科大学の資料持ってきてしまい。
国立でしたね。
当然、お断りしましたが。
大分医大の看護科は、前期が小論文のみ。後期が面接のみで、……はい、私が仮に前期で落ちて、面接で受かるかと言うと、受かるわけないことは分かっていただけるかと……。
ゆえに、先生は、合格数ではなく、本気で私の進路を考えてくれていたのかもしれません。
ただ、アレが、私を長崎に下宿させてまで生かせる……もとい、行かせるわけがなく、アレが話聞いて、合格数稼ぎには協力できんわ!と言っていたので……すみません……。
生物の偏差値は……記憶に間違いがなければ69で、先生がしきりに、「【生物だけなら東大行けるレベル】だぞ! もっと上行かんか!?」
と行っていたのですが、
「数学など理系の主要が壊滅ですし、……親も、経済的に無理と言っていますので……」
と答えると、残念そうでしたね。
この時、先生方が、親の年収を知っていれば、違ったかもですが。
生物の先生はじめ、先生方が、本当に医大の看護科でいいのか? もったいない! と言ってくれたのですが……
実際に、理系の主要である、数学や物理、化学は本当にダメで。(計算ミスのあほー!! ですが、数学は、積分や数式は本当に分かりませんでしたね)
ちょっと、生物が主要の進路を調べても、それらが必須のものばかり。
というか……小論文も、指導の先生が、「これ、見本として残していいか? 後の学年の生徒に見せたいんやけど……。名前は出さんから!」と言ってくるし、文系教科は文系の生徒よりいいと驚いていたので、一言、小説家になりたいから、文学部に行きたいです。と言えば、変わっていたかもしれません。
小論文に力入れて指導していなかったのに上手すぎる、文章力もありすぎて、どこか塾とか行っていないか? とも。
言い出せなかったこと、過去のことに【if】を言っても仕方ないですが……。
昔の自分は、本当に、人を信じてなかったのですね……。(反省)
というか、最後に。
情報がどこかから漏れていたようで、いきなり家に、「医大の看護科ご志望と聞きました! 私、(某有名教育系)の〇〇です!」と来た人間がいて。
これをアレが気に入り、小論文だけ、遠隔で教育を受けることになったのですが。
「お前、甘えん坊やなぁ! 俺の親な、父親は早くに死んだぞ! もっと遠くの大学を必死に受けようと思わんのか!?」
電話にて。殺意湧く。
「金がないんなら防衛大学受けい! 毎月小遣い出るぞ!?」
あ、これ……アレが聞いたら大変だし……
いえ、自衛隊ですよね。
看護師ってことは、要するに衛生兵か何かでしょうか?
実は、昏君の友人が、【本物の銃を扱いたい】というヤバい理由で陸上自衛隊に志願、本当に銃器の扱いが上手すぎて、当時オ〇ム真理教の事件が重なり、「あいつ大丈夫か?」と疑われていると聞きました。軍人さんですから、本当に厳しいようで、それも聞いています。
……要するに、絶対御免な学校ですし、その後、安全保障条約、自衛隊の海外派遣など法案が色々あり、更に令和になって紛争、戦争まで……!!
「すみません、(某有名教育系)辞めます。
家庭の事情も考えず誰が甘えん坊ですか? こちらの情報を事前に掴んでいた経緯、お伺いしてよろしいでしょうか?」
「……え、お(私が電話切断)
以降、連絡がなかったので、辞めたと思っていたんですが……合格決まったら電話してきやがったので、
「失礼ですが、どこでその情報を?
こちらは辞めております。
合格発表は受験番号ですよ。不審なので、学校及び警察に連絡させていただきます(私が電話切断)」
……うん。言えばよかったんですよね……。言えば。
というか、成績良いから防衛大学って……。本当に怖いわ。実名出したろうか?
アレと昏君の他に、私をモノ扱いしたのは、この時では珍しかったですね。
……アレが防衛大学のこと、知らなくてよかった……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます