猫の侵略

からし

第1話 我は猫である。

我は猫である。


本当に猫である。


人間が描く小説やアニメの様な転生などではなく、産まれてから猫である。


何故、日本語が使えるか?

発する事のできる音が基本的に

[に][ゃ][ん]なだけである。

人間の言葉は理解できている。

我が何故語りかけるか?


我々猫が何者なのか教えてやろうと思ってな。


目を細め空を仰ぎ語り始める猫1匹




それは、、、

ある日公園で日向ぼっこしている所を人間の女に家まで連れて来られてしまった。



正直に言おう。


この家は快適だ。


室温も丁度良く、窓から差す陽の光もある。


綺麗な水もご飯も寝床も、我には使命があるが怠惰に抗えない。


抗えないのだ。

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